バルカン式敬礼:『スター・トレック』で広まったハンドジェスチャー
1960年代の『スター・トレック』でスポックのあいさつとして登場した手のジェスチャー。手のひらを前に向け、親指を伸ばして指を二組に分ける。ユダヤ教の祭司による祝福に由来し、「長寿と繁栄を」とともに用いられる。
概要
バルカン式敬礼は、1960年代のテレビシリーズ『スター・トレック』で広く知られるようになった特徴的な手のジェスチャーである。手のひらを外側に向け、親指を伸ばし、指を中央で二組に分けて行う。多くの場合、言葉によるあいさつ「長寿と繁栄を」とともに用いられる。このジェスチャーは、作品世界ではバルカン人の文化を象徴するものとなり、大衆文化においては善意を示す、より広範なシンボルとなった。
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4 画像形と意味
このしるしは、手のひらを前にして手を上げ、親指を伸ばし、指の間にV字形の分かれ目を作る。一般的な形では、人差し指と中指をそろえ、薬指と小指をそろえ、その中央に隙間を設ける。分かれ目は、中指と薬指の間と説明できる。このジェスチャーには通常、長い人生と繁栄への願いを表す「長寿と繁栄を」という言葉が添えられる。
起源と発展
この敬礼を『スター・トレック』に取り入れたのは、スポック役の俳優レナード・ニモイである。ニモイは、このしるしを、コハニムとして知られる祭司家系の人々が行う伝統的なユダヤ教儀礼のジェスチャーから取り入れた。この古代からの祝福は、正統派をはじめとするユダヤ教会衆でしばしば行われる儀式の一部であり、その動きは正統派シナゴーグで礼拝者を祝福する際に用いられる祭司の手の形に似ている。ニモイは、子どもの頃にこの儀礼を目にしたことが、画面上の敬礼の着想になったと説明している。
使用と文化的影響
画面上での役割を超え、バルカン式敬礼はポップカルチャーの象徴として日常生活にも浸透した。衣服、宝飾品、ファンアートに登場するほか、SFファンや一般の人々のくだけたあいさつにも使われる。このしるしはメディア上の言及、追悼、記念の場面で用いられ、合理主義、平和的な意図、そしてファンダムとしてのアイデンティティが混ざり合ったものを端的に示す表現となっている。
主な事実と変形
- 体の構造上の個人差、神経の損傷、関節炎などにより、指をこのように分けられない人もいる。その場合には、別の形や仮想的な再現が用いられることがある。
- 出演者やファンは様式化した形にアレンジしてきたが、正典とされる形は、手のひらを前に向け、指を二組に分け、あいさつの言葉を添えるものである。
- 広く認識される象徴であるため、この敬礼は軽い気分の場面だけでなく厳粛な機会にも用いられ、敬意や共有された伝統を示すしるしとして機能する。
特定の文化的儀礼に根ざしながらも、バルカン式敬礼はその起源を超え、架空の文化を示す世界的な象徴であると同時に、素朴で楽観的な人間の願いを表すものとなった。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com バルカン式敬礼:『スター・トレック』で広まったハンドジェスチャー Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/106011
出典
- timesmachine.nytimes.com : "Girls All Want To Touch The Ears"