ワシントンD.C.のMLB球団史:セネターズの移転とナショナルズ誕生
ワシントンD.C.のMLB史を徹底解説:セネターズの移転経緯、ツインズ/レンジャース誕生から現在のワシントン・ナショナルズ誕生までを年表と逸話で紹介。
1900年以降、ワシントンD.Cには「ワシントン・セネターズ」という球団名を持つメジャーリーグのチームが歴史上2度存在しました。その経緯はやや複雑で、球団の移転と改称を経て現在のプロ野球地図が形作られています。
概略(年表)
- 初代ワシントン・セネターズ(1901–1960):1901年に創設され、長年ワシントンを本拠とした歴史ある球団。経営面・集客面での課題や地域的事情などを背景に1960年シーズン終了後にミネソタ州へ移転し、ミネソタ・ツインズに改称しました。
- 2代目ワシントン・セネターズ(1961–1971):初代の移転を受けて1961年にワシントンに新設(拡張)されたチーム。1971年シーズン終了後にテキサス州アーリントンへ移転し、翌年からテキサス・レンジャースになりました。
- ワシントンの空白期(1972–2004):レンジャース移転後、ワシントンD.C.は約33年間メジャーリーグ不在となりました。
- 現在のワシントン・ナショナルズ(2005–):かつてのカナダ球団モントリオール・エクスポズが本拠地を移転して2005年にワシントンへ来襲し、ワシントン・ナショナルズが誕生しました。ナショナルズは2019年に球団初のワールドシリーズ制覇を果たしています。
背景と主な出来事
ワシントンの両セネターズは、それぞれ異なる事情で移転しました。経営不振や低い観客動員、スタジアム問題、地域マーケットの魅力などが要因となり、より条件の良い都市へ球団が移る決断が下されました。初代セネターズからは名投手ウォルター・ジョンソンなど多くの名選手が輩出され、地域に長年根付いた歴史がありました。
ナショナルズはモントリオールからの移転後、当初はRFKスタジアムを本拠地とし、2008年に新設のスタジアム(現在の本拠地)へ移りました。チームは若手の育成と大型補強を経て戦力を整え、2019年に史上初のワールドチャンピオンに輝きました。代表的な選手にはライアン・ジマーマン、ブライス・ハーパー、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグなどがいます。
まとめ
ワシントンD.C.のMLB史は「セネターズの移転」と「ナショナルズの誕生」という二つの大きな潮流で特徴づけられます。1901年以降、同じ都市名でありながら移転と再創設が繰り返され、現在はワシントン・ナショナルズが地元ファンの期待を背負う存在となっています。
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