Waterloo は、スウェーデンのポップグループ、ABBAのセカンドアルバム「Waterloo」からのファーストシングルで、EpicおよびAtlanticレーベルからの初のリリースとなりました。この曲は、ABBAという名前で演奏しているグループがクレジットされた最初のシングルでもあります。作曲・編曲はBenny Andersson(ベニー・アンダーソン)とBjörn Ulvaeus(ビョルン・ウルヴァース)、作詞にStig Anderson(スティグ・アンダーソン)がクレジットされています。録音は1973年に行われ、1974年のユーロビジョン参加と同時に世界へ向けて本格的に発表されました。

ユーロビジョンと受賞

1974年4月6日に開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストで、スウェーデン代表としてABBAがこの曲を披露し、見事優勝を果たしました。この優勝を機に、ABBAは国際的な名声を得る道を歩み始め、以後の世界的成功の礎となりました。なお、ユーロビジョンの50周年記念である2005年の式典では、ユーロビジョン・ソング・コンテスト史上最高の曲の一つに選ばれています。

曲の特徴と歌詞

Waterlooはキャッチーなメロディーと力強いコーラスを持つアップテンポのポップ・ロック曲で、ピアノやギター、ホーンセクション風のアレンジが印象的です。歌詞では、ナポレオンの「ワーテルローの戦い」に例えて恋に「敗れる」ことを描写しており、コミカルかつドラマティックな比喩が用いられています。フロントを務めるAgnetha Fältskog(アグネタ)とAnni‑Frid Lyngstad(フリーダ)の男女ツインボーカルと、Benny/Björnのコーラスワークが曲の大きな魅力です。

リリース形態とB面

スウェーデン語圏向けのシングルでは「Honey, Honey」との両A面として発売されるバージョンもあり、英語版のシングルでは通常「Watch Out」がB面に収録されていました。各国盤でジャケットやB面の曲、ミックスが異なることもあり、コレクターズアイテムとしても人気があります。

商業的成功

このシングルは多くの国でチャート上位を記録しました。特に英国では1位を獲得し、全米Billboard Hot 100でもトップ10入り(最高6位)を果たすなど、欧米を中心に幅広い支持を得ました。累計売上はおおよそ数百万枚にのぼるとされ、約600万枚近い売り上げを記録したという報告もあり、史上最も売れたシングルのひとつに数えられています。

影響とその後の評価

WaterlooはABBAの国際的ブレイクスルーとなった曲で、その後のポップ史やユーロポップの発展にも影響を与えました。多くのアーティストによるカバー、映画やテレビ番組での使用、コンピレーションへの収録が繰り返され、発表から数十年を経た現在でもコンサートやメディアで頻繁に取り上げられています。ABBA自身の代表曲として、またユーロビジョン史における象徴的な楽曲として高い評価を受け続けています。

関連情報

  • 演奏メンバー:Agnetha Fältskog(リードボーカル)、Anni‑Frid Lyngstad(リードボーカル)、Björn Ulvaeus(ギター/コーラス)、Benny Andersson(キーボード/コーラス)
  • 作詞・作曲:Benny Andersson、Björn Ulvaeus、Stig Anderson(作詞クレジット)
  • 収録アルバム:「Waterloo」(ABBA セカンド・アルバム)
  • 代表的な受賞・評価:1974年ユーロビジョン優勝、2005年ユーロビジョン50周年での高評価など