ブライアン・マシュー:BBCで活躍した英国のラジオ司会者
BBCで長年にわたり活躍し、長寿番組『サウンズ・オブ・ザ・60s』で知られるイングランドのラジオ司会者。落ち着いた語り口とポップ・ラジオへの影響で知られる。
ブライアン・マシュー(Brian Matthew、1928年9月17日 – 2017年4月8日)は、数十年にわたるBBCのポピュラー音楽放送と密接に結び付いた声で知られる、イングランドのラジオ司会者である。1950年代半ばにBBCで活動を始め、くつろいだ正確な語り口と、同時代のレコードやアーティストを幅広い聴衆へ紹介する番組によって、何世代ものリスナーに親しまれた。その経歴は、生演奏のセッション、チャート番組、1960年代の音楽に特化した番組に及んだ。
経歴の主な出来事
マシューは1954年にBBCに入局し、60年以上にわたって同組織で働いた。ライト・ミュージックやポップス中心の番組を幅広く担当し、全国ラジオでは平日・週末を問わず親しまれた声だった。後年には、1960年代のレコードと逸話を取り上げる長寿番組『サウンズ・オブ・ザ・60s』(Sounds of the Sixtiesとも表記)の司会を務めた。同番組の司会は1990年に始めた。マシューの名は英国ポップ・ラジオの黄金時代としばしば結び付けられ、80代に入ってもリスナーとのつながりを保ち続けた。人物の同時代的な概要についてはブライアン・マシューのプロフィールを、彼が勤務した放送局についてはBBCを参照。
話し方と影響
マシューは、後年の一部DJが採用した、より速く宣伝色の強いスタイルとは対照的な、抑制の利いた会話調で知られた。一貫した言い回しと丁寧な呼びかけをしばしば用い、聴衆との間に親密でありながら少し改まった関係を築いた。この手法は、俗語や扇情性に頼らず、音楽とインタビューを親しみやすいものにした。そのため彼は、戦後の放送の伝統と、若者向けポップ・ラジオの登場をつなぐ存在として記憶されることが多い。
代表的な番組と形式
- 1960年代およびそれ以前の音楽を称える、専門的なアーカイブ番組や懐古番組。
- スタジオ録音とアーティストにまつわる逸話を組み合わせた、レコード紹介やリスナーのリクエスト形式。
- 複数世代のポップおよびロック演奏者を迎えた、不定期の生セッションやインタビュー。
私生活と晩年
マシューはウォリックシャーのコヴェントリーに生まれ、地元の学校に通い、放送への関心を育んだ。1951年にパメラ・ウィキントンと結婚し、夫妻にはクリストファーという息子が一人いた。2017年1月に体調を崩して入院し、BBCはその直後、健康上の理由から彼が『サウンズ・オブ・ザ・60s』へ復帰しないことを発表した。引退時には、英国で活動する最高齢のディスクジョッキーと評されることが多かった。出生地と若年期については、コヴェントリーおよびウォリックシャーを参照。
ブライアン・マシューの放送活動は、その長期性、一貫した語り口、そしてポピュラー音楽を主流のラジオ聴取へもたらすことに寄与した点で記憶されている。司会スタイルは変化してきたが、多くのリスナーや放送関係者は、彼の話し方と番組選択を、英国ラジオ史における形成期を代表するものと見なしている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ブライアン・マシュー:BBCで活躍した英国のラジオ司会者 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/115631
出典
- bbc.co.uk : "Brian Matthew: A Tribute"
- radiotoday.co.uk : "Brian Matthew leaves Sounds of the '60s"
- telegraph.co.uk : "Radio 2 takes 'horrible' decision to replace Britain's oldest DJ Brian Matthew on Sounds of the 60s"
- radiorewind.co.uk : "Brian Matthew"
- bbc.co.uk : "Updated statement regarding Brian Matthew"
- bbc.com : "Brian Matthew: BBC Radio 2 broadcaster dies at 88"
- telegraph.co.uk : "Veteran Sounds of the 60s presenter Brian Matthew dies aged 88"