デヴィッド・ブライアン(ラッシュバウム、1962年生)— ボン・ジョヴィのキーボード奏者/『メンフィス』共同脚本家
ボン・ジョヴィのキーボード奏者デヴィッド・ブライアン—『メンフィス』共同脚本家としての功績、トニー受賞歴やブロードウェイでの活躍、作曲家としての軌跡を紹介。
デヴィッド・ブライアン・ラッシュバウム(1962年2月7日生まれ)は、アメリカのロックバンド、ボン・ジョヴィのキーボード奏者として広く知られている。ステージ名はデヴィッド・ブライアンで、バンド結成以来キーボードとピアノを担当し、曲の共同作曲やバッキングボーカル、時にはリード・ボーカルを務めることもある。バンド活動のほか、ソロやプロデュースなど音楽活動は多岐にわたり、ロック・ポップスの領域を越えて舞台音楽にも進出している。
『メンフィス』での舞台進出
ブロードウェイのブロードウェイミュージカル『メンフィス』を成功させた共同脚本家でもあり、ミュージカルでは主に音楽と歌詞を担当した。共同制作者のJoe DiPietroは、本(台本)と一部の歌詞を執筆している。作品は1950年代のアメリカ南部を舞台に、黒人音楽をいち早く取り上げた白人ラジオDJと若き黒人女性歌手の出会いと葛藤、そして人種や業界の壁に挑む姿を描くヒューマンドラマで、ロックンロールやリズム&ブルースの要素を踏まえた楽曲が特徴である。
上演と受賞歴
メンフィスは2009年10月18日から2012年8月5日までブロードウェイで上演され、多くの批評家と観客から高い評価を受けた。ブロードウェイ公演は、ゴールデンアイコン賞のライブシアター部門で最優秀ミュージカル賞を受賞したほか、最優秀ミュージカル賞を含むトニー賞4部門、ドラマデスク賞4部門を受賞するなど多数の賞に輝いた。これらの受賞とノミネーションにより、『メンフィス』はブロードウェイで最も注目されたショーの一つとなり、ブライアン自身も作曲家・作詞家として新たな評価を得た。
音楽家としてロックバンドで活躍する一方、ブロードウェイ作品で成功を収めたことで、デヴィッド・ブライアンはジャンルを横断するアーティストとしての地位を確立した。彼のキャリアはバンド活動と舞台音楽の双方で続いており、今後も幅広い音楽表現が期待されている。
ミュージカル第2弾
また、ブライアンはミュージカル「The Toxic Avenger」をJoe DiPietroと共同執筆しています。このミュージカルは、2009年4月6日にニューワールドステージでオフブロードウェイ初演されました。
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