エミリー・ブラント:英米の女優 — 経歴・代表作・受賞歴まとめ
エミリー・ブラントの経歴・代表作・受賞歴を分かりやすく総まとめ。出演作や受賞の軌跡、私生活と最新ニュースまで一挙解説。
エミリー・オリヴィア・リア・ブラント(Emily Olivia Leah Blunt、1983年2月23日生まれ)は、イギリス人、アメリカ人の女優。ロンドンのワンズワース出身。演技の道に進む前は子どもの頃に吃音(どもり)に悩まされており、演技を通じてそれを克服したことを公言している。政治家の家系に生まれ、彼女は国会議員クリスピン・ブラント(1960年生まれ)の姪であり、ピーター・ブラント(1923年~2003年)の孫娘である。
経歴とブレイク
ブロードウェイや英国テレビ、映画で着実にキャリアを積み、テレビ映画「Gideon's Daughter」で注目を集めた。その功績によりテレビではゴールデングローブ賞を受賞し、一躍知られる存在となった。映画では『プラダを着た悪魔』のエミリー・チャールトン役で国際的な知名度を獲得し、『ヤング・ヴィクトリア』でのヴィクトリア女王のタイトルロールや、『調整局』のエリス・セラーズ(Elise Sellas)など、多彩な役柄を演じ分けている。
主な出演作(抜粋)
- My Summer of Love(2004) — 若手で注目された作品
- プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada、2006) — エミリー・チャールトン役
- ヤング・ヴィクトリア(The Young Victoria、2009) — ヴィクトリア女王役
- 調整局(The Adjustment Bureau、2011) — エリス役
- Edge of Tomorrow(2014)
- Sicario(2015)
- The Girl on the Train(2016)
- A Quiet Place(2018)および続編 — 夫ジョン・クラシンスキーと共演
- ディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018) — 主演(メリー・ポピンズ)
- Jungle Cruise(2021)
- Pain Hustlers(2023)など、近年も話題作に出演
受賞歴・評価
ブレイクした当初から演技力が高く評価されており、代表的な受賞歴としてはテレビ映画『Gideon's Daughter』でのゴールデングローブ賞受賞がある。ほかにも国内外の映画賞で多数ノミネートされ、映画批評家や同業者から高い評価を受けている。
私生活
ブラントは2010年7月10日、イタリアのコモでジョン・クラシンスキーと結婚。夫婦には2014年と2016年に生まれた2人の娘がいる。ブラントは2015年に英米二重国籍となった。
健康について
ブラントは子どもの頃の吃音の経験に触れる一方、成人後には強迫性障害と診断されていますと公表している。この件についてはインタビューで率直に語り、メンタルヘルスへの理解を呼びかけている。
演技の幅広さと安定したキャリアで国際的な地位を築いており、今後も多様なジャンルの作品での活躍が期待されている。

2011年9月のBlunt
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