アフリカ系カナダ人:歴史、地域社会、文化と現代の課題
アフリカ系カナダ人の歴史的起源、地域社会、文化的貢献、人口動態の特徴、およびカナダにおけるアフリカ系住民に関わる現代の社会的・政策的課題を概説する。
アフリカ系カナダ人とは、サハラ以南のアフリカ、ならびにカリブ海地域およびアメリカ大陸のアフリカ系集団に、全部または一部の祖先的背景を持つカナダの人々を指す。この範疇は社会的・文化的に多様であり、初期入植者の子孫、黒人ロイヤリストと難民、長く定着してきた大西洋岸地域の共同体、20世紀半ばのカリブ海地域からの移住者、そして近年アフリカ諸国から来た移民や難民を含む。
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10 画像地理的分布と地域社会
アフリカ系カナダ人は全ての州と準州に居住しているが、グレーター・トロント地域、モントリオール、オタワなどの大都市圏、ならびにアルバータ州とブリティッシュコロンビア州の一部の都市に集中している。大西洋岸諸州、特にノバスコシア州には、国内でもっとも古くから継続するアフリカ系住民の定住地の一部があり、それぞれの地域に固有の歴史と制度によって形づくられてきた。
歴史と起源
現在のカナダにおける黒人の存在は数世紀前にさかのぼる。そこには、植民地期の北アメリカで奴隷にされた人々と、さまざまな経路で自由を求めて英領北アメリカに来た人々が含まれる。20世紀および21世紀には、カリブ海諸国とアフリカ諸国からの大規模な移住の波が、国内各地のアフリカ系住民の地域社会をさらに多様化・拡大させた。
文化と貢献
アフリカ系カナダ人は、音楽、文学、視覚芸術、学術、スポーツ、公共奉仕を通じてカナダ文化に影響を与えてきた。教会、文化団体、相互扶助団体、祭典などの地域組織は、遺産を守り、人のつながりを育み、社会生活を促進するうえで重要な役割を果たす。2月の黒人歴史月間は、歴史的な貢献と現代の達成を広く紹介する機会となっている。
現代の課題と公共政策
多くのアフリカ系カナダ人は、住宅、雇用、教育、保健、司法制度との関わりなどの分野で、制度的な障壁に直面している。こうした問題を受け、反人種差別、公平性、代表性の向上に焦点を当てた地域での組織化、学術研究、政府の取組が行われてきた。機会における格差と障壁は、公共的な議論と政策形成において引き続き取り組まれている。
特徴
- アフリカ系カナダ人としてのアイデンティティは一様ではなく、言語、宗教、地域の歴史と交差している。
- 大西洋岸カナダの歴史的な地域社会は、大都市におけるより新しいディアスポラの居住地区と共存している。
- 継続する地域組織と文化的慣行は、変化する移住および人口動態の傾向に適応しながら、遺産を支えている。
アフリカ系カナダ人を理解するには、長い歴史と近年の移住の双方、地域差と全国的な差異、さらにカナダに暮らすアフリカ系の人々の日常生活を形づくる社会的・文化的・政治的な力に目を向ける必要がある。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アフリカ系カナダ人:歴史、地域社会、文化と現代の課題 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/11896
出典
- www12.statcan.ca : Census Profile, 2016 Census