ジョン・E・ブライソン|第37代米商務長官(2011–2012)・エジソン元CEOの経歴
ジョン・E・ブライソン:元エジソンCEOで第37代米商務長官(2011–2012)。企業経営と公共行政を結ぶ経歴と環境・資源分野での功績を詳述。
ジョン・E・ブライソン(John E. Bryson、1943年7月24日生まれ)は、アメリカの政治家であり、企業経営者、環境保護活動家としても知られる。第37代商務長官として2011年10月21日に就任し、就任前には南カリフォルニア・エジソンの親会社であるエジソン・インターナショナルの元会長、最高経営責任者、社長を務めた。上院は2011年10月20日に彼の長官就任を74対26で承認した。2012年6月11日付で退任した。
ブライソンは企業と公共セクターの双方で長年にわたりエネルギー政策、公益事業の規制、環境保護に関する実務経験を積んできた。1976年から1979年まではカリフォルニア州の水資源管理に関わる機関で委員長を務め、水資源の配分や環境保全を巡る政策立案に携わった。続いて1979年から1982年まではカリフォルニア州公益事業委員会の会長を務め、電力・ガスなどの公益事業の監督、消費者保護、料金制度やインフラ整備に関する規制運用に関与した。
法学修了後は環境保護を目的とした市民団体の設立に携わり、天然資源保護協議会(NRDC)の結成メンバーの一人として活動した。ロースクールでの法律知識を背景に、企業活動と環境保全を両立させるための法制度や政策の整備に関心を持ち続けた。
民間企業では、公益事業を展開する企業であるエジソン・インターナショナルとその系列会社で長年にわたり経営の中枢を担い、インフラの近代化、再生可能エネルギーの導入促進、信頼性向上と安全対策の強化、株主・顧客に対する説明責任の向上などを進めた。経営者としては規制当局や州政府との連携を重視し、公共政策と企業運営の接点で調整役を果たした。
公職退任後も、ブライソンは民間の経営や非営利分野での活動を継続し、エネルギー分野や環境問題、地域社会への貢献に関わる助言や理事職を務めている。長年にわたる公共サービスと企業経営の両面での経験から、持続可能な経済成長と環境保護を結びつける取り組みに評価が寄せられている。
人物像としては、法務・政策・経営の知見を生かして公共政策と民間活動の橋渡しを行う実務家であり、エネルギー政策や公益事業、自然資源保全に関する政策形成で中心的な役割を果たしてきた。
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