メーガン・エリザベス・トレイナーMeghan Elizabeth Trainor、1993年12月22日生まれ)は、アメリカのシンガーソングライター、ミュージシャン。マサチューセッツ州ナンタケットで生まれ育ち、幼少期から音楽に親しみ、10代から作詞作曲を始めた。のちにビルボードでのヒット曲や複数のシングルで国際的な注目を集めるようになる。

ブレイクと初期の成功

トレイナーは、「All About That Bass」で一躍世界的な注目を浴びた。この楽曲は2014年にリリースされ、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど多数の国でチャート1位を獲得し、世界的なヒットとなった。続いて「Lips Are Movin'」、「Dear Future Husband」、そしてR&Bシンガーのジョン・レジェンドをフィーチャーした「Like I'm Gonna Lose You」の3曲もヒットを記録し、彼女の代表曲となった。

レコード契約とアルバム

トレイナーは、エピック・レコードの社長であるL.A.リードに見出され、メジャー・レーベルと契約した。デビューのメジャー・アルバムはタイトル曲群を含む作品で、これにより世界的な商業的成功を収めた。さらにトレイナーは、映画The Peanuts Movieのエンディング・クレジットに登場する「Better When I'm Dancin' (ベター・イズ・ダンシン)」のレコーディング、共同作曲、共同プロデュースも担当している。なお、シンガーソングライターのチャーリー・プースのシングル「マーヴィン・ゲイ」にはフィーチャー参加している。

続く作品と受賞歴

2016年のグラミー賞では、トレイナーが最優秀新人アーティスト賞を受賞し、音楽業界での評価を確固たるものにした。同年、メジャー2枚目のアルバム『Thank You』からはリードシングル「No」を2016年3月5日にリリースし、続いて「Me Too」を2016年5月5日にシングルとして発表した。Thank You』は2016年5月13日にリリースされ、ダンス・ポップ寄りのサウンドやR&B的要素を取り入れた楽曲が多く含まれている。

音楽性とテーマ

トレイナーの音楽はポップを基調に、ドゥーワップやR&Bの要素を取り入れたレトロなサウンドが特徴的で、キャッチーなメロディと親しみやすい歌詞を持つ楽曲を多く発表している。歌詞では自身の体型や自己肯定感、恋愛や家族など身近なテーマを扱うことが多く、ボディ・ポジティヴィティ(自分の体を肯定する姿勢)を支持する声もあれば、特定の曲については性別役割やメッセージ性に関する論争や批評も寄せられた。

コラボレーションと制作

トレイナーは作詞作曲のクレジットを持つことが多く、プロデュースにも深く関わるアーティストである。さまざまなアーティストやプロデューサーとコラボレーションを行い、ポップスの枠にとらわれない制作を行ってきた。

私生活

プライベートでは、2016年に俳優のダリル・サバラと交際を始め、2017年に婚約を発表、2018年に結婚した。夫との生活や家族についてはメディアで適度に公開しており、私生活とキャリアの両立について自身の考えを語ることもある。

影響と評価

商業的な成功に加え、トレイナーは若い世代を中心に高い知名度を持つようになった。楽曲はしばしばラジオやストリーミングで広く再生され、受賞歴やチャート記録は彼女のキャリアを支える重要な要素となっている。一方で、メディアや批評家からは表現の解釈やメッセージ性に関する多様な意見も寄せられている。

ディスコグラフィ(代表作)

  • シングル:All About That Bass、Lips Are Movin'、Dear Future Husband、Like I'm Gonna Lose You、No、Me Too、No Excuses(ほか)
  • アルバム(主な作品):デビュー・メジャーアルバムおよびThank You(2016年)など

トレイナーはポップ・ミュージックの中で独自の立ち位置を築き続けており、ツアーや新作リリース、コラボレーションを通じて活動を続けている。今後の作品や活動も国内外で注目されている。