Jeopardy! は、マーヴ・グリフィンが制作したアメリカのテレビゲーム番組です。初回放送は1964年3月30日で、当初はアート・フレミングが司会を務め、1975年1月3日まで放送されました。その後短期間(1978年10月2日〜1979年3月2日)にNBCで復活版が放送され、1984年9月10日からはソニー・ピクチャーズ・テレビジョンによるシンジケート版が始まりました。シンジケート版では長年にわたりアレックス・トレベックが司会を務め、世界中で多数のローカル版が制作されるなど国際的にも高い人気を誇ります。

歴史の概略

  • 1964年の初代放送(制作:マーヴ・グリフィン)、司会:アート・フレミング。
  • 1978–1979年の短期間の復活放送(NBC)。
  • 1984年にソニー・ピクチャーズ・テレビジョン制作でシンジケート版が開始。以後、昼間帯の定番番組として長寿を続ける。
  • シンジケート版は昼間のテレビ番組の中で最も多くのエミー賞を受賞しており、2001年と2012年には「TV Guide」が史上2番目に優れたゲームショーとして選出しました。

番組の形式とルール

基本フォーマットは3人の出場者が競う形式で、以下のような特徴があります。

  • ボードは複数のカテゴリーとそれぞれに設定された金額(点)で構成され、出場者がカテゴリーと金額を選び、司会が「答え」を読み上げます。
  • 出場者は「質問の形」で応答する必要があり(例:「答え」が「アメリカ合衆国の首都」であれば「What is Washington, D.C.?」のように質問形式で答える)、これが番組の大きな特徴です。
  • ラウンドは通常「Jeopardy!」ラウンドと「Double Jeopardy!」ラウンド、そして「Final Jeopardy!」で構成されます。Double Jeopardyでは金額が倍になり、Daily Double(デイリーダブル)が1〜2箇所出現して賭け金の戦略要素が加わります。
  • Final Jeopardyでは各出場者が賭け金を決め、1つの問題に解答して勝者が決まります。

大会・特別編成

年間を通して、チャンピオン同士の対戦を行う「Tournament of Champions」や、大学生大会、キッズ大会、セレブリティ版など多数の特別企画が行われています。また、史上最強プレイヤー同士の対決を扱った特番やトーナメントも制作されています。

主な記録と影響

  • 長期連勝記録や高額獲得記録など、数々の記録が話題になります。代表的な例としてはケン・ジェニングス(Ken Jennings)の長期連勝や、ジェームズ・ホルツハウアー(James Holzhauer)の高額単日獲得記録、ブラッド・ラッター(Brad Rutter)のトータル獲得賞金の上位記録などがあります。
  • テーマ曲「Think!」はマーヴ・グリフィン作で、特にFinal Jeopardyの短いジングルは視聴者にも馴染み深いものです。
  • 番組は米国文化に深く根付き、多くのパロディや言及、学術的・教育的関心を引いてきました。

受賞と評価

シンジケート版は多数のエミー賞(Daytime Emmyなど)を受賞しており、テレビ界でも高く評価されています。前述のとおり、「TV Guide」のランキングでも上位に選ばれました。

COVID-19と近年の動向

2020年の新型コロナウイルスの流行に伴い、番組は制作体制を変更しました。2020年3月には2019年から20年にかけてのコロナウイルス流行を受け、ライブの観客を入れない形での収録や一時的な撮影中断、衛生対策の強化などが行われました。

また、長年の司会者であったアレックス・トレベックはシンジケート版の顔として長く番組を支えましたが、2020年に逝去しました。その後は複数のゲスト司会が務められ、2021年にはケン・ジェニングスとメイム・ビアリック(Mayim Bialik)が主要な司会を分担する体制が発表されるなど、番組は新たな世代へと引き継がれています。

国際展開と派生番組

Jeopardy!のフォーマットは世界各地でライセンスされ、多数の国で現地版が制作されてきました。さらにセレブリティ版や特別トーナメント、ベストオブ企画などのスピンオフや特番も多数制作されています。

以上のように、Jeopardy!は独特の「質問形式」ルールと公正な競技性、長年にわたる司会者・出演者の活躍により、アメリカのみならず世界的に影響力の大きいゲーム番組となっています。