イギリス国鉄45形(サルザー・タイプ4)ディーゼル機関車
1960~1962年にイギリス国鉄が製造した本線用ディーゼル・エレクトリック機関車。旅客・貨物の両方に使用され、後に列車電源供給対応へ改造された。1989年までに運用を終了した。
概要
イギリス国鉄の45形は、一般にサルザー・タイプ4と呼ばれる、本線で旅客・貨物の双方を扱う混合用途向けディーゼル・エレクトリック機関車の一群である。1960年から1962年にかけてダービーおよびクルー工場で製造され、先行する44形の設計を引き継いだ。この形式はイギリス各地の主要路線で親しまれる存在となった。旅客・貨物両用に規定された機関車であり、蒸気機関車牽引を置き換えることを目的として、堅牢で実用的な工学設計が採用された。
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5 画像設計と特徴
45形はサルザー製ディーゼルエンジンの構成とディーゼル・エレクトリック式伝達方式を中心に設計され、このことからサルザー・タイプ4という通称を得た。設計では、長時間にわたる本線運用に必要な信頼性と保守性が重視された。新製時には、旅客列車の客車暖房用として大半の機関車に蒸気暖房ボイラーが搭載された。また、重連総括制御に対応していたため、2両以上の機関車を1つの運転台から制御する重連運転も可能だった。
運用の経緯と配置
1960年代初頭に導入された45形は、急行・普通旅客列車に加え、貨物輸送にも速やかに投入された。イギリス国鉄が車両群の近代化を進めるなか、ミッドランド本線をはじめとする他の本線回廊で運用され、ディーゼル牽引の主力を構成した。1970年代初頭には、約50両を対象に、従来の蒸気暖房ボイラーに代えて列車電源供給装置を取り付ける改造計画が実施された。この改造により空調付き客車や電気化された列車編成を牽引できるようになり、ロンドン・セント・パンクラス発のミッドランド本線では、ノッティンガム、ダービー、シェフィールドなどへの列車に使用された。
運用と役割
- 特に電車が利用できない区間における、地域間・都市間列車の旅客急行。
- 暖房設備と重連総括制御の能力を生かした、普通旅客列車およびチャーター列車。
- 道路輸送や他の牽引方式が適さない混合列車・貨物列車。主に本線向けの歯車比により、長距離運用にも有用だった。
晩年と遺産
1980年代には、新形式の導入と電化計画によって45形の運用上の必要性は低下し、廃車は加速した。同形式の最後の車両は1989年までに定期運用から引退した。数両は保存鉄道に残され、愛好家団体によって維持されている。これらは特別列車やガライベントに登場し、20世紀半ばのイギリスにおけるディーゼル牽引の技術的・運用的性格を伝えている。
特筆される点
直前の形式と比べ、45形はサルザー製エンジン技術と、蒸気暖房および後年の電気式列車暖房の双方に対応する改造を組み合わせており、同形式が扱った車両の過渡期を反映している。幅広い任務での堅実な性能、ならびに初期のディーゼル形式と、後のより強力または専門化された機関車との橋渡しを果たした点で記憶されている。
技術的な詳細、保存状況、運用履歴については、上記リンクを通じた愛好家・資料保管機関の情報源、またはイギリスのディーゼル牽引に関する専門出版物を参照されたい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com イギリス国鉄45形(サルザー・タイプ4)ディーゼル機関車 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/14459