ろうそく(キャンドル)とは?定義・仕組み・種類と安全な使い方
ろうそく(キャンドル)の定義・仕組み・種類と安全な使い方を図解でわかりやすく解説。選び方や火の扱い方、注意点まで詳しく紹介。
ろうそくは、蝋でできた棒に、真ん中に紐(細い縄)をまっすぐにつけたものです。誰かがその紐に火をつけると、炎はゆっくりと、しかし長い間燃え続けます。
火は糸を非常に速く燃やすことができます。しかし、ロウソクでは、火がロウを溶かしてしまうので、糸は早く燃えません。ろうそくの側面にロウが垂れてくることがあります。溶けたロウは炎から離れると、再び固くなり、新しいロウソクに使用することができます。
本物の小さな火なので、炎はとても熱いです。炎の水色の部分は1,400℃(2,550°F)にもなります。それでも人や物を燃やすことができます。火が広がれば、非常に大きな火に成長し、家や建物を焼き尽くすこともあります。
ろうそくの炎を長くつけておくと、ろうそくの炎がなくなるまでゆっくりと短くなっていきます。ろうそくについた火は、空気を吹き付けることで消すことができます。また、小さな金属製のカップで火を覆い、火を消す「キャンドルスナッファー」という特殊な道具もあります。現在では、キャンドルスナッファーは、教会やロウソクがとても高い位置にある場所でしか使われていないのが普通ですが、このスナッファーを使って火を止めることができます。火を止めることで、ロウソクの火が完全に消えるまで火を止めます。
電球の前は、夜になると目が見えるようにロウソクが使われていました。今でも電気が止まっている時に使っている人もいますし、キャンドルの光の少なさが好きな人もいます。また、「見た目がいいから」「香りがいいから」という理由でキャンドルを愛用している人もいます。また、「シトロネラ」と呼ばれる特殊なキャンドルには、虫除けの効果があると言われています。
仕組み(なぜろうそくが燃えるのか)
ろうそくが燃える仕組みは、単純そうに見えて物理・化学の組み合わせです。点火するとまず芯(ウィック)が熱せられ、その熱で周囲の蝋が溶けて液体になります。液体の蝋は芯に吸い上げられ(毛管現象)、芯の先端で加熱されて蒸発し、蒸気になった蝋が酸素と反応して燃えることで炎を維持します。
重要なポイントは次のとおりです:芯は蝋を運ぶ役割、蝋は燃える燃料の元になる、そして炎は蒸気化した蝋の燃焼ということです。炎の色は温度によって変わり、中央近くの青い部分が最も高温になります(前述の約1,400℃など)。
ろうそくの主な種類
- パラフィン蝋(石油系):安価で一般的。燃焼性や香料の拡散(シントロ)に優れるが、煤(すす)が出やすい場合がある。
- ビーズワックス(蜜蝋):天然素材で香りが穏やか。燃焼がきれいで煤が少ない。
- ソイ(大豆)ワックス:植物由来で比較的クリーンに燃える。香り(フレグランス)と相性が良い。
- ジェルキャンドル:透明な見た目が特徴。容器用に作られる。
- ティーライト、ピラー、ターパー、ボーティブなどの形状:用途や見た目、燃焼時間が異なる。ティーライトは短時間、ピラー(太い柱)は長時間燃焼に適する。
- 香り付き(フレグランス)キャンドル:アロマ効果を目的に香料を混ぜたもの。香りの強さや種類は商品による。
- シトロネラキャンドル:屋外で虫除け効果があるとされる成分を含むキャンドル(本文参照)。
安全な使い方(火事や事故を防ぐために)
- ろうそくは必ず安定した台(ホルダー)に置く。倒れにくい器具を使い、熱や溶けた蝋が落ちても燃え移らない素材の受け皿を使う。
- 可燃物(カーテン、紙、布類)から十分離す。周囲に燃えやすいものがないか確認する。
- 子どもやペットの手の届かない場所で使用し、目を離さない。就寝時に点灯したままにしない。
- 点火前に芯を約5mm(0.5cm)に切ると、安定した炎と煤の低減につながる。
- 風が当たる場所を避ける。ドラフトで火が揺れると蝋の飛散や不完全燃焼(すすの発生)を起こす。
- 長時間連続で燃やしすぎないこと(目安は商品によるが、4時間前後で一度消して冷ますのが安全)。
- 消すときは息で吹き消す以外にも、キャンドルスナッファーや芯を蝋の中に軽く浸して故意に消す(ウィックディッパー)方法がある。スナッファーは特に火花や蝋の跳ねを抑えるのに有効で、教会などで使われることが多い。
- 容器入りキャンドルは表面の液体蝋が完全に固まってから移動する。容器が熱くなっているため火傷に注意。
使い方のコツ
- 初回点火時は蝋の表面を全面が溶けるまで(=「メモリ効果」を避けるために)十分に燃やすと、次回から均一に燃える。
- 香り付きキャンドルは部屋の広さに合わせて選ぶ。強すぎる香りは体調不良の原因になることがある。
- 煤が気になる場合は芯を短くしたり、別素材(綿芯や紙芯など)を選ぶと改善することがある。
保管・廃棄・環境への配慮
直射日光や高温を避け、湿気の少ない場所で保管してください。長期間保管すると香りが飛ぶことがあります。余った蝋は小さな容器に溶かして新しいキャンドルやワックスメルトに再利用できます(安全に加熱できる器具を使用)。
環境や健康への配慮として、パラフィン(石油系)由来の蝋は煤や揮発性有機化合物(VOCs)を出すことがあるため、敏感な人はビーズワックスやソイワックスなどの天然素材を選ぶとよいでしょう。
まとめ(注意点)
- ろうそくは美しく実用的だが、扱いを誤ると火災の原因になる。
- 芯の長さ、置き場所、燃焼時間、消し方に注意して安全に使用する。
- 用途に応じて素材や形を選び、環境・健康面も考慮することをおすすめします。

店頭のロウソク。

ドイツのオーバーフラハトの墓地からアルプス北部に現存する最古のミツバチの蝋燭(西暦6/7世紀)。

燃えるロウソク。
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質問と回答
Q:ろうそくとは何ですか?
A:ロウソクは蝋でできた棒で、真ん中に紐(細いロープ)がまっすぐについています。誰かが紐に火をつけると、炎はゆっくりと、しかし長い時間燃え続けるのです。
Q:ろうそくの火はどのように燃えるのですか?
A:火は糸を速く燃やすのではなく、蝋を溶かします。溶けたロウは時々ロウソクの横に垂れて、炎から遠ざかるとまた硬くなって、新しいロウソクに使えるようになります。
Q:キャンドルの炎はどのくらい熱いのですか?
A:炎の水色の部分は、1,400℃の高温になることもあります。それでも、燃え広がって非常に大きな火になると、人や物を焼く可能性があり、家や建物を焼くこともあります。
Q:ロウソクは時間が経つとどうなるのですか?
A:長くつけておくと、ロウソクは徐々に短くなり、やがてなくなります。
Q:ロウソクの火はどうやって消すのですか?
A:火を消すには、息を吹きかけるか、「キャンドルスナッファー」と呼ばれる小さな金属製のカップで覆って火を止める方法をとりますが、全て消すことはできません。
Q:なぜ電球より先にろうそくが使われていたのですか?
A:電球が発明される前は、夜間でも目が見えるようにキャンドルを使っていました。現在でも、電気が止まっているときや、わずかな明かりが好きでキャンドルを使っている人がいます。
Q:シトロネラ・キャンドルは何に使うのですか?
A:シトロネラ・キャンドルは、虫除け効果のある特殊なキャンドルです。
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