エアポート'77(1977年の映画)
ジェリー・ジェームソン監督による1977年のアメリカ合衆国のディザスター・スリラー映画。『大空港』シリーズ第3作で、豪華なアンサンブル・キャストと水没した航空機の災害場面で知られ、アカデミー賞に2部門でノミネートされた。
概要
『エアポート'77』は、ジェリー・ジェームソンが監督し、ユニバーサル・ピクチャーズが公開した1977年のアメリカ合衆国のディザスター・スリラー映画である。1970年代に人気を博した『大空港』映画シリーズの第3作に当たり、極限状況の緊急事態と大規模なアンサンブル・キャストを主流映画に取り入れた同シリーズの一作となった。本作は、サスペンス、救助劇、当時のディザスター映画に典型的な特殊効果を組み合わせている。
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2 画像あらすじと主題
物語の中心となるのは、豪華な旅客機が壊滅的な事故に遭って水没し、乗客たちが閉じ込められるなか、救助隊が時間との闘いを繰り広げるという設定である。極限の状況における人間ドラマ、すなわち重圧下での指導力、技術面の救助計画担当者と現場の対応者の緊張関係、危機の最中に下される道徳的な選択が強調される。緻密に組み立てられたミステリーというよりも、見せ場と手順を追う救助ドラマを前面に出した作品である。
出演者
- ジャック・レモン — アンサンブルの主要キャストの一人
- ジェームズ・スチュワート — 助演を担うベテラン俳優
- リー・グラント — 重要な助演俳優
- ジョージ・ケネディ — 『大空港』シリーズに繰り返し登場する存在
- クリストファー・リー — 主要なゲスト出演者の一人
- ロバート・フォックスワース — 助演キャスト
- キャスリーン・クインラン — キャストのうち若手の一人
- オリヴィア・デ・ハヴィランド — アンサンブルに加わった著名なベテラン女優
製作と公開
本作は1970年代のディザスター映画が隆盛を迎えた時期に製作され、水没した旅客機と救助活動を描くため、縮尺模型、組み立て式のセット、水中での演出が用いられた。こうした実写による効果と大人数のキャストを扱う製作運営は、当時の大手スタジオ作品に典型的なものだった。『エアポート'77』は1977年に公開され、ユニバーサル・ピクチャーズが配給した。
評価と遺産
同時代の批評では、繊細な物語性よりもスペクタクル性を重視した作品として扱われることが多かった。批評家は一部の演技と、水中場面を演出した技術的成果を評価する一方、シリーズ作品に共通する定型的な側面を指摘した。1978年には技術面が評価され、アカデミー賞に2部門でノミネートされた。『大空港』シリーズの第3作として、アンサンブル形式のディザスター映画に繰り返し現れる型を形成する一助となり、このサブジャンルを代表する一例として位置付けられている。
特筆すべき点
本作は、大規模な危機と組織的な救助を重視した、スター俳優をそろえる効果主導型ドラマという当時の傾向をよく示している。黄金時代の確立されたスター、個性派俳優、新顔を組み合わせたアンサンブル配役は、格式と商業的訴求力を両立させるシリーズの手法を示すものである。その後、第4作が製作されてシリーズは継続したが、やがてディザスター映画はスタジオの主要な潮流としては衰退していった。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com エアポート'77(1977年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/1706