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塩化クロム(II):性質、合成、実験室での取扱い

塩化クロム(II)(CrCl2)の性質、合成経路、強力な還元剤としての反応性、および酸化と汚染を防ぐための実験室での取扱い・保管上の注意。

塩化クロム(II)は、酸化数+2のクロムと塩化物からなる無機化合物です。実験式はCrCl2です。無水固体は通常結晶性であり、水和物および水溶液はCr(II)イオンに特有の青色を示します。

物理的・化学的性質

CrCl2は水に溶け、青色のCr2+アクア錯体が主成分の溶液を生じます。この化合物は空気によって容易に酸化され、不純物にも敏感です。そのため、水溶液の調製物は通常、酸素を除いた条件下で取り扱われます。塩化クロム(II)は強力な還元剤として作用します。弱酸性溶液では、プロトンを還元して水素ガスを発生させることがあります。塩基性条件下では、加水分解とそれに続く反応により、水酸化クロム(II)または関連するクロム(II)酸化物の沈殿が生じることがあります。条件および空気の不在によっては、CrOなどの関連種が関与する場合があります。

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調製

一般的な実験室での方法では、塩化クロム(III)を高温で乾燥水素と反応させ、Cr(III)をCr(II)へ還元してCrCl2に変換します。別法として、化学的還元により、亜鉛などの金属を用いてクロム(III)塩からCrCl2を得ることもできます。また、不活性雰囲気下で他の還元剤を用いる方法もあります。

用途と取扱い

  • CrCl2は主に研究室で用いられ、たとえばCr(II)源が必要な無機・有機合成化学の試薬として使用されます。
  • Cr(II)はCr(III)へ容易に酸化されるため、溶液および固体試料は通常、不活性ガス下で調製・保管し、分解を避けるため清浄で脱気した水を用います。

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