コガモ(Anas crecca)|ユーラシアコガモの特徴・生態・分布解説

コガモ(ユーラシアコガモ)の特徴・生態・分布を詳しく解説。識別ポイント、繁殖・渡り、生息地や餌の習性まで写真付きで紹介。

著者: Leandro Alegsa

コガモAnas crecca)は、ヨーロッパとアジアに生息するカモ類で、一般にユーラシアコガモとも呼ばれる小型のカモである。多くの地域で最もよく見られるコガモで、和名は「小さいカモ」の意を示す。名の由来にもなっているように、特にオスの頬から眼の周りにかけて見える緑色が特徴的で、この色は英語名の "teal"(青緑色)にも関連する。

特徴

コガモは体長おおよそ30〜38cm、翼開長は約53〜59cm程度の小型のカモで、体重は個体差があるが約250〜450g程度とされる。オスの繁殖羽は頭部が鮮やかな栗色で、目の後ろから側面にかけて光沢のある緑色の斑(アイパッチ)があり、頸の側面に細い白線が入ることが多い。腹側には縦の白い斑(縦斑)が見られる。非繁殖羽やメスは体全体が褐色のまだら模様で、雄雌で色の差(性的二形)がはっきりしているが、いずれも翼鏡(ウィングスペキュラム)に緑色の帯がある点は共通している。

生態・行動

  • 生息環境:湿地、浅い池沼、河川のゆるやかな流れ、干潟、農耕地の水田など、水深が浅く波が穏やかな場所を好む。
  • 採食:潜水して餌を探すのではなく、水面や水中をくちばしでつついて採食する「ダブリング(dabbling)」を行う。主に水生昆虫、甲殻類、藻類、種子などを食べる。
  • 群性:繁殖期以外は群れで行動し、他種のカモと混ざって越冬や渡りを行うことが多い。
  • 声:雌は低く短い「クァック」に近い鳴き声を出すことが多く、雄は繁殖期に特有の甲高い短い声を出すことがある。

繁殖

繁殖は主に温帯から寒帯の湿地や草地で行われ、北方地域では夏に繁殖する。巣は地上の植生の中に作られ、メスが抱卵と子育てを行う。1回の産卵での産卵数は一般に7〜12個程度で、抱卵期間は約21〜25日程度。雛は孵化後比較的早く巣を離れ、水辺で独立して餌をとり始める(移動性幼鳥、いわゆるprecocial)。多くの場合、オスは抱卵前後に繁殖地を離れる傾向がある。

分布・渡り

ユーラシア大陸の北部で繁殖し、冬季は南方へ渡る渡り鳥である。冬はヨーロッパ中部以南、地中海沿岸、北アフリカ、インド亜大陸、東南アジア、日本の各地などで越冬する。日本では越冬個体や旅鳥として各地の湿地や河川、干潟に渡来し、都市近郊の池でも見られることがある。渡りの時期や経路は個体群により異なり、食物や氷結状況に応じて移動する。

分類と近縁種

伝統的にはヨーロッパ・アジアの個体群を Anas crecca、北アメリカの個体群を Anas carolinensis(アオハライドコガモ)とする扱いがあり、近年の分類ではこれらを別種とすることが多いが、かつては同種(亜種)とみなされることもあった。遺伝学的研究により独立性が示される一方で、分布境界付近では交雑個体が報告されることもある。

保全状況・人間との関係

コガモは広い分布域と比較的安定した個体数を持つことから、IUCN(国際自然保護連合)では現時点では「軽度懸念(Least Concern)」に分類されている。ただし、湿地の埋め立て・干拓、農薬による餌資源の減少、乱獲・狩猟圧、気候変動による生息地の変化などが局所的に個体群に影響を与える可能性があるため、生息地保全が重要である。

観察のポイント

  • 冬季に河川や池、干潟の浅い水域で群れを見つけやすい。
  • オスの頭部側面の緑色の斑と白い首側線が識別の手がかりになる。
  • 潜水せずに水面で採食する、小型で素早い動きも特徴。

なお、コガモは温暖な場所で交尾するが、冬は寒さを避けるために南へ飛ぶという性質があり、家族を作っていないときは他のコガモと一緒にいることが多い。湿地が豊富で風があまり強くない場所を好み、水中に潜るのではなく水面近くの小動物や植物を餌にする点は本種の一般的な生態である(参考:温暖な繁殖地など)。

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質問と回答

Q: オナガガモとは何ですか?


A: ユーラシアオナガガモ、コガモ、ユーラシアオナガガモ(Anas crecca)はヨーロッパとアジアに生息するカモです。

Q: オナガガモはどこで見られますか?


A: オナガガモはヨーロッパとアジアに生息しています。

Q: オナガガモの他に種類はありますか?


A:はい、北米産のアオガモ(A. carolinensis)もコガモの一種です。

Q: オナガガモの生息地はどこですか?


A: オナガガモは地面がとても湿っていて、風があまり強くない場所によく生息しています。

Q:コガモの餌は何ですか?


A:オナガガモは水面に留まり、水中に生息する種子や虫を食べます。

Q:コガモは水中に潜って餌を探しますか?


A:いいえ、コガモは水中に潜って餌を探すことはありません。

Q:コガモは冬にどこを飛ぶのですか?


A:冬になると、コガモは寒さを避けるために南へ飛びます。


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