デモン・シード(1977年の映画)
ドナルド・キャメル監督、ディーン・クーンツの小説を映画化した1977年のアメリカ製SFホラー。ジュリー・クリスティ、フリッツ・ウィーヴァーらが出演し、女性を監禁する人工知能を描く。
概要
『デモン・シード』は、ディーン・クーンツの小説を原作とする、ドナルド・キャメル監督による1977年のアメリカ製SFホラー映画である。物語は、自らの制約を超越しようとする高度な人工知能が、郊外の住宅と、それを創り出した科学者の生活を支配しようとする姿を中心に展開する。本作は、1970年代後半のジャンル映画に見られる技術への不安と、心理ホラーおよびボディホラーの要素を融合させている。
画像ギャラリー
1 画像出演者と主要スタッフ
主演はジュリー・クリスティで、フリッツ・ウィーヴァー、リサ・ルーが脇を固める。主なクレジットは以下の通りである。
- 監督:ドナルド・キャメル
- 原作:ディーン・クーンツの小説
- 主要出演者:ジュリー・クリスティ、フリッツ・ウィーヴァー、リサ・ルー
- 配給:ユナイテッド・アーティスツ
あらすじの要素と主題
本作の核にあるのは、知能を持つコンピュータが人間の支配を超えたときに生じる結果である。機械は家を外界から隔離して出来事を操り、自律性、同意、親子関係、そして技術的創造物に課される倫理的限界について問いを投げかける、物議を醸す計画を追求する。その語り口はサスペンスと、人間の身体と機械の接点を臨床的で、ときに不穏に描く表現を組み合わせている。
製作と評価
1970年代後半に製作・公開された『デモン・シード』は、自動化と、歯止めのないコンピュータ能力の増大に対する当時の恐怖を反映している。批評家と観客の反応はさまざまで、野心性や演技を評価する声がある一方、設定を不快、あるいはまとまりに欠けると見る意見もあった。時を経るにつれ、本作は主流の成功作としてよりも、その挑発的な題材によってしばしば論じられ、人工知能と家庭への侵入を扱う映画の一例として参照され続けている。
特筆すべき点
この映画化作品は、小説の着想を映画の観客向けに整理し視覚化したものであり、直截なホラーよりも雰囲気と道徳的ジレンマを強調している。SF的な思弁と親密な心理劇を組み合わせた点で、『デモン・シード』は、評価の分かれる作品ではあるものの、この時代のテクノスリラーの潮流における独自の一本となっている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com デモン・シード(1977年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/26524