"Dilemma"は、ラッパーのネリーが2002年にリリースしたヒットシングルで、デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランドをフィーチャーしている。楽曲は2002年のアルバム『Nellyville』からのシングルとして発表され、ネリーの代表曲のひとつとなった。
音楽的特徴と歌詞
"Dilemma"は、1983年のパティ・ラベル収録曲『I'm In Love Again』にある「Love, Need and Want You」のメロディをベースにしており、メロディー的にオマージュを取ったアレンジが特徴的である。曲の歌詞は、元恋人や遠距離関係に伴う迷いと複雑な感情を描いており、ネリーのラップとケリー・ローランドの甘い歌声による掛け合いで感情が効果的に表現されている(リリカルな要素が使われている)。
ミュージックビデオと出演
ミュージックビデオでは、ネリーとケリーの共演シーンを中心にストーリーが展開され、パティ・ラベルがケリーの母親役で出演するなど、楽曲の世界観を補強する演出が施されている(ビデオに関する情報はミュージックビデオでも参照される)。
ケリー・ローランドのソロ活動への影響
この曲は、ケリー・ローランドにとってデスティニーズ・チャイルド以外での国際的な注目を浴びるきっかけとなり、同年にリリースされたデビュー・ソロ・アルバム『Simply Deep』への関心を高めた。ケリーは以前にも他アーティストの作品に参加した経験があるが、"Dilemma"は特に世界的なヒットとなり、彼女のソロ活動を後押しした。
その後の関連作品
なお、ネリーは後に別の大物女性シンガーとコラボレーションを行っており、たとえば"Tilt Ya Head Back"ではクリスティーナ・アギレラと共演している(アルバムSweat収録)。
チャート成績と評価
"Dilemma"は全米を含む各国のチャートで上位に入り、特に全米のビルボード・ホット100では1位を獲得するなど大きな商業的成功を収めた。リリース当時は批評家からも高い評価を受け、ネリーとケリー双方のキャリアにおいて重要な一曲となっている。