アーネスト・"アーニー"・バンクス(Ernest "Ernie" Banks、1931年1月31日 - 2015年1月23日)は、元メジャーリーグの選手で、主に遊撃手として知られ、のちに一塁手としてもプレーした。1953年から1971年までの19年間、ナショナル・リーグのシカゴ・カブスに所属し、現役生活を通じて1球団に在籍した稀有な選手である。
経歴の概要
バンクスはその生涯で合計512本の本塁打を放ち、遊撃手としては異例の長打力を持っていた。得点や勝利に直結する攻撃力と、常に前向きで明るい性格によりファンからは「ミスター・カブス」(「Mr. Cub」)と親しまれた。キャリアの功績により、1977年に野球殿堂入りを果たしている。
主な受賞・記録
- 2度のナショナルリーグMVP受賞(1958年、1959年)
- 複数回のオールスター選出(歴代トップクラスの出場回数)
- 通算512本塁打(遊撃手としての本塁打数は当時として破格)
- カブスでの長年の活躍によりチームの象徴的存在に
プレースタイルと人柄
バンクスは堅実な守備と強い打撃を兼ね備えた選手で、特に遊撃手としての長打力が際立っていた。試合に対する情熱と明るさで知られ、よく口にした言葉に「Let's play two!(さあ、二試合やろう)」というフレーズがある。これは彼の野球への愛と前向きな姿勢を端的に表している。
私生活・晩年と死去
現役引退後もシカゴの地域コミュニティや野球界との関わりを続け、チームやファンから敬愛される存在であり続けた。2013年にはバラク・オバマ大統領から「大統領自由勲章」を授与され、スポーツ界と社会への貢献が国レベルで評価された。2015年1月23日、ダラスで死去した。
遺産と評価
バンクスは野球史において「明るさをもたらした選手」「チーム愛の象徴」として語り継がれている。長年にわたって1球団に在籍したこと、遊撃手としての長打力、そしてフィールド外での模範的な振る舞いはいまも多くの選手やファンに影響を与えている。カブス球団とファンにとって、彼の功績と人柄は時代を超えた財産である。

