Every Open Eyeは、スコットランドのシンセポップ・トリオチャーチズの2作目のスタジオ・アルバムである。2015年にリリースされ、デビュー作に続いて、明るいシンセの質感、きびきびしたリズム、ローレン・メイベリーの澄んだリード・ボーカルというグループの持ち味をさらに洗練させている。楽曲は、ポップの即効性と、より暗いエレクトロニックなうねりとのバランスが取れていることで知られ、バンド自身が手がけた緻密なアレンジも特徴とされる。

録音と音楽性

バンドはアルバムの大半を自ら作曲・プロデュースし、グラスゴーとその周辺のスタジオで制作した。音楽性はシンセポップとエレクトロポップの範囲にありながら、力強いドラム・プログラミング、重ねられたアルペジオ・シンセ、ダイナミックな盛り上がりによって音の幅を広げている。歌詞は、個人的な内省から、関係性や回復力についての描写まで幅広く、率直な歌唱と明快なメロディーのフックで届けられる。

シングルと注目曲

  • 「Leave a Trace」— 力強いサビと率直な歌詞で知られる先行シングル。
  • 「Clearest Blue」— 長いクライマックスへ向かうシンセの高まりが印象的な曲。
  • 「Empty Threat」— メロディーを前面に出したテンポの速い楽曲。
  • 「Bury It」— もともとはアルバム収録曲で、のちにヘイリー・ウィリアムズを迎えたデュエット版としてシングル再発された。

収録曲は勢いを重視して配置されており、いくつかの曲には劇的な展開がある。こうした展開は、このアルバムのライブ演奏でも際立った要素になった。

評価と商業的成績

批評家は概ね、本作の自信に満ちた仕上がりと、明瞭なプロダクションを高く評価し、作曲の完成度とバンドのスタジオでの技術向上を指摘した。商業面でも複数の国で好成績を収め、業界認定も受けている。イギリスではBPIによって記録される売上基準に基づき、公式一覧でSilverとして掲載されるシルバー認定を獲得した。

Every Open Eyeは、チャーチズの成長における重要な一歩として広く見なされている。デビュー作を特徴づけたエレクトロニックな強度を保ちながら、ポップ感覚をいっそう研ぎ澄まし、現代の有力なシンセポップ・アクトとしての評価を確かなものにした。