マリ国旗の意味と歴史:色・デザインの由来と変遷
マリ国旗の緑・金・赤が示す意味、カナガの消失やイスラム教影響などデザインの由来と変遷をわかりやすく解説。
マリの国旗は、縦に3本の均等なストライプがあります。旗竿から順に、緑、金、赤の汎アフリカ色である。
1961年3月1日に正式な国旗となった。元の国旗は、マリがマリ連邦に加盟した1959年4月4日に正式なものとなった。この国旗も同じものだったが、金色のストライプには、カナガと呼ばれる人間の「棒人間」が黒色で描かれており、その腕は空に向いていた。これは、イスラム教の「人間の絵を描いてはいけない」という考えから、取り除かれたものだ。(マリは約90%がイスラム教徒である)。
色とデザインの意味
- 緑:豊かな農地や自然、希望と繁栄を象徴します。ニジェール川流域の緑豊かな地域や農業への依存を表す色でもあります。
- 金(黄):サバンナや太陽、国の自然資源や富を示すと解釈されます。また中間の色として調和を表します。
- 赤:独立のための闘争や殉教者の血、国民の犠牲と勇気を象徴します。
三色は汎アフリカ色の一つで、エチオピアの国旗に由来する伝統的な色彩から影響を受けています。これらの色はアフリカの独立運動や連帯を示す象徴として多くの国で採用されてきました。
歴史と変遷
現在の縦三色旗は、デザイン自体は1959年のマリ連邦時代に遡ります。連邦旗には中央の金(黄)帯に、カナガと呼ばれる人間を図案化した図形が黒で描かれていました。この図案はドゴン族などの伝統的な仮面・彫刻に見られるモチーフに由来するとされます。
しかし独立後、国内の多数派であるイスラム教徒の宗教的感受性を考慮して、図像的な表現(人間像)は公的な国旗から除かれることとなり、1961年3月1日に現在の無地の三色旗が公式に採用されました。
仕様と類似点
- 比率は一般に2:3で用いられることが多いです。
- 公用旗・民間旗の区別はなく、同じ三色旗が国の象徴として幅広く使われます。
- 同じ汎アフリカ色を用いる国(例:ギニア、セネガルなど)と配色順で似通っていますが、色の順序や星・図章の有無で区別できます。たとえばギニアは赤−金−緑の順で、マリは緑−金−赤の順です。
文化的・象徴的意義
マリの国旗は、国民の団結、独立の記憶、土地と自然への依存性を表すシンプルかつ力強いシンボルです。元のカナガ図像の有無をめぐる変遷は、伝統文化と宗教的感情、公的象徴の関係を考える上で興味深い事例といえます。
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1961年3月1日までの国旗
質問と回答
Q: マリの国旗の色は?
A: マリの国旗の色は緑、金、赤です。
Q: なぜこれらの色が重要なのですか?
A: これらの色は汎アフリカ的な色であるためです。
Q:マリの国旗はいつから公式になったのですか?
A: マリの国旗は1961年3月1日に正式なものとなりました。
Q:マリがマリ連盟に加盟したのはいつですか?
A: 1959年4月4日にマリはマリ連邦に加盟しました。
Q:当初の国旗と現在の国旗に違いはありましたか?
A:はい、当初の国旗には、カナガと呼ばれる黒い人間の「棒人形」が金色のストライプに描かれており、その腕は空に向けられていました。
Q:なぜ元の国旗から人型が削除されたのですか?
A:人間の絵を描くことを禁ずるイスラム教の信仰により、元の旗から人間の絵が削除されました。
Q:マリの人口の何パーセントがイスラム教徒ですか?
A:マリの人口の約90%がイスラム教徒です。
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