Flickr(フリッカー)とは?写真共有サービスの概要・歴史・使い方
Flickrは、写真共有ウェブサイトおよびウェブサービススイートです。Ludicorp(創業者:Stewart ButterfieldとCaterina Fake)が2002年に設立され、Flickrのサービス自体は2004年に公開されました。初期からオンライン写真共有とコミュニティ機能に力を入れ、Web 2.0アプリケーションの代表的な例として広く知られるようになりました。
ユーザーは自分の写真をアップロードして公開し、公開時に複数のライセンスから選択できます。ライセンスには他者が再利用できるもの(Creative Commons 系など)もあり、これによりウィキメディア・コモンズがFlickrからフリーなファイルを取り込んで公開することが可能になっています。ライセンス設定のほか、写真ごとに公開範囲(全体公開/フレンドのみ/家族のみ/非公開)を細かく設定できます。
ヤフーIDをお持ちの方であれば、かつては数秒でFlickrアカウントを登録できる仕組みが提供されていました(ログイン方法や連携サービスは時期により変わることがあります)。現在はメールや各種ソーシャルログイン、専用アカウントなど複数の登録・認証方法が利用できる場合があります。
沿革と所有権の変遷
- 2004年に一般公開された後、2005年にヤフーがFlickrを買収。
- 以降、インタフェース改善やAPI公開を通じて外部サービスとの連携が進む。
- 2018年にSmugMug(写真サービス運営会社)へ売却され、以降はSmugMugの運営のもとでサービスが継続・改善されています。
主な機能(概要)
- アップロードと保存:個別ファイルや一括アップロードに対応。写真(JPEGなど)のほか、形式によってはRAWファイルの保存にも対応する場合があります。
- 整理・表示:フォトストリーム、アルバム(セット)、コレクション、タグ、カメラロール、地図(ジオタグ表示)で写真を整理・閲覧できます。
- コミュニティ機能:コメント、いいね(お気に入り)、グループ、Exploreページなど、他ユーザーと交流するための機能が豊富です。
- メタデータと表示:EXIF情報の表示、撮影機材や設定の記録、機械的なタグ付け(物体認識など)をサポートすることがあります。
- ライセンス管理:Creative Commons(複数種類)や「All rights reserved」など、公開時にライセンスを選択できます。
- 埋め込み・共有:写真の埋め込みコードやSNS共有、APIを通じた外部連携が可能です。
- API:開発者向けのAPIが提供され、多数のサードパーティアプリやサービスがFlickrを利用しています。
- モバイルアプリ:iOS/Android用アプリがあり、スマートフォンからの撮影→即時アップロードができます。
アカウントと料金(注意点)
- 無料アカウントと有料(Proなど)アカウントがあり、Proは広告非表示、詳細な統計、追加のカスタマイズや無制限/大容量保存(プランにより異なる)などの特典があります。
- 2018〜2019年にかけて方針変更があり、無料アカウントで保存できる写真枚数に上限(例:1000枚)を設けるなどの制限が導入されました。サービス方針は運営によって変わるため、最新の利用条件は公式サイトで確認してください。
はじめ方(簡単な使い方)
- アカウント登録:メールまたは提供されているソーシャルログインで登録。ヤフーIDでの登録が可能だった時期もあります。
- 写真のアップロード:ウェブのアップロードページやデスクトップ用のUploadr、モバイルアプリから写真を追加。
- 整理と公開設定:タグやアルバムで整理し、各写真ごとにライセンスと公開範囲を設定。
- 共有と埋め込み:公開写真はSNS共有やウェブへの埋め込みが可能。
- バックアップ:重要なオリジナルはローカルや別のクラウドにもバックアップしておくことを推奨します(アカウント停止や方針変更に備えて)。
Flickrが写真コミュニティにもたらした影響
Flickrは早期から写真家や趣味の写真愛好家、機関(図書館・博物館)などを結びつけ、メタデータ/タグ文化やCreative Commonsの普及、写真のオープン化(Flickr Commonsなど)を後押ししました。研究用途やジャーナリズム、教育など多方面でFlickrのデータが利用されてきました。
注意点と最新情報の確認
サービス仕様、料金プラン、ログイン方法、利用規約やライセンスの取り扱いなどは随時更新されます。実際に利用する前には必ず公式サイトやヘルプを確認し、バックアップやライセンス選択などの運用方針を決めておくことをおすすめします。
サービス
Flickrは、ユーザーが自分の写真をオンラインで他の人と共有するための無料サービスを提供しています。ただし、無料ユーザーは、1ヶ月のアップロード量が300MB、写真1枚につき15MB、ビデオ1本につき150MBに制限されている。しかし、ユーザーは、月額24.95ドルで無制限にアップロードできるプロアカウントにアップグレードすることができます。
ツール
Flickrは、ユーザーがデスクトップから写真をアップロードするためのツールも用意しています。ただし、WindowsとMacのコンピュータでのみ使用可能です。
質問と回答
Q: Flickrとは何ですか?
A: Flickrは、ユーザーがオンラインで写真を共有することを可能にするウェブサイトとウェブサービススイートです。
Q: Flickrはいつ設立されましたか?
A: Flickrは2002年にStewart ButterfieldとCaterina Fakeによって設立されました。
Q: Flickrはコミュニティ・プラットフォームでもあるのですか?
A: はい、Flickrはオンライン・コミュニティ・プラットフォームでもあります。
Q: Web 2.0アプリケーションとは何ですか?
A: Web 2.0アプリケーションとは、ユーザー同士がリアルタイムで交流し、コラボレーションすることを可能にするインターネットベースのテクノロジーです。
Q: Flickrに写真をアップロードできますか?
A: はい、どんな写真でもFlickrにアップロードすることができます。
Q: Flickrで写真を公開する場合、どのようなライセンスがありますか?
A: Flickrには複数のライセンスが用意されており、中には他のユーザーが写真を再利用できるライセンスもあります。
Q: Flickrアカウントは誰が登録できますか?
A: Yahoo! IDをお持ちの方であれば、どなたでも数秒でFlickrアカウントに登録できます。