ハヤサ・アッジ(アッジ・ハヤサ)― アルメニア高原の後期青銅器時代政体
ハヤサ・アッジは、ヒッタイト文書に記されるアルメニア高原の後期青銅器時代の集団・地域である。史料が限られるため、その所在地、言語、後世の諸民族との関係には議論がある。
概要
ハヤサ・アッジ(アッジ・ハヤサ、またはハヤサとも表記される)は、後期青銅器時代に活動した政治的集団、あるいは人々として古代近東の史料に登場する。その存在は主としてヒッタイトの外交・軍事記録から知られ、現在の東部アナトリアおよびアルメニア高原にあたる山岳地域に位置づけられる。現代の研究者は、ハヤサ・アッジを明確に定義された国民国家ではなく、地域的な政体として扱っている。
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4 画像所在地と環境
文書はハヤサ・アッジをユーフラテス川上流域の北方、高地の地形に置いており、そこにはメソポタミアと黒海地域を結ぶ戦略的な峠が存在した。この地域では、複合的な農業、移牧のための牧草地、交易路の支配が可能であった。地域全般の文脈については、ユーフラテス川上流域とアルメニア高原を参照。
歴史記録と相互関係
ハヤサ・アッジに関する情報は、ほぼすべて紀元前2千年紀、すなわち後期青銅器時代のヒッタイト文書庫に由来する。これらの史料は、ヒッタイトの支配者と北方高地の諸政体との軍事衝突、条約、変動する同盟関係を記している。一次史料が外部の記録であるため、復元はヒッタイト語の文章の解釈と考古学的な対応関係に依拠する。文献史料についてはヒッタイトの記録も参照。
言語、アイデンティティーと論争
ハヤサ・アッジに確実に帰属させられる碑文は残っておらず、その言語は不明である。研究者は、フリ語に関連する言語、インド・ヨーロッパ語族の言語の初期形態、あるいは独自の地域言語など、複数の可能性を提案してきた。こうした説は依然として仮説的であり、言語学上の仮説については言語とアイデンティティーの研究を参照されたい。ハヤサ・アッジを後世の民族集団と直接結び付ける際には慎重さが必要である。
重要性と遺産
ハヤサ・アッジは、山岳地帯の諸連合がヒッタイトやミタンニのような大国と関わった後期青銅器時代の古代近東における、複雑な政治的状況を示すため、歴史家にとって重要である。考古学的痕跡が限られ、外部史料に依存することから、確定した事実というより、継続的な研究と議論の対象となっている。
- 主にヒッタイトの外交・軍事文書から知られる。
- ユーフラテス川上流域北方の高地、アルメニア高原地域に位置した。
- 言語と後世の人々との直接的なつながりは、なお不確実である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ハヤサ・アッジ(アッジ・ハヤサ)― アルメニア高原の後期青銅器時代政体 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/42954