アニタ・エクバーグ|『甘い生活』で知られるスウェーデン生まれの女優
アニタ・エクバーグは、『甘い生活』のトレヴィの泉の場面で世界的に知られるスウェーデン生まれの女優、モデル。1950~1960年代のヨーロッパおよび国際映画界を象徴する存在の一人である。
ケルスティン・アニタ・マリアンネ・エクバーグ(1931年9月29日~2015年1月11日)は、20世紀半ばに国際的な銀幕の存在感を確立した、スウェーデン出身の女優・モデルである。スコーネ地方のマルメで生まれ、モデルから映画界へ進み、ヨーロッパとアメリカ合衆国にまたがるキャリアを築いた。とりわけ広く記憶されているのは、1960年公開のフェデリコ・フェリーニによる記念碑的作品『甘い生活』での、華やかな演技である。
画像ギャラリー
5 画像キャリアとスクリーン上のイメージ
1950年代から1960年代にかけてのエクバーグの映画出演は、当時の国際的大衆映画に適した魅力と、喜劇・劇双方に対応する表現の幅をあわせ持っていた。彼女は華麗で現実離れした人物を演じることが多く、美のアイコン、セックスシンボルとして広く報じられた。ローマへ移住した後はイタリア映画との結び付きを深め、著名な監督たちと仕事をし、ヨーロッパとアメリカの双方の観客を意識した作品に出演した。
『甘い生活』と文化的影響
『甘い生活』でエクバーグがローマのトレヴィの泉へ入っていく場面は、映画史上もっとも頻繁に引用される映像の一つとなり、彼女の長く続く名声に大きく寄与した。フェデリコ・フェリーニが監督したこの映画は、戦後のモダニティとセレブリティ文化の雰囲気を捉えたものであり、エクバーグの役柄は、映画的スタイル、著名人のイメージ、イタリア映画の国際的広がりを論じる際の重要な参照点であり続けている。
主な事実と遺産
- 長年にわたりイタリアで生活・活動し、当時の雑誌や宣伝に頻繁に登場した。
- 彼女のスクリーン上の人物像は、1960年代のファッションと映画スター像に対する大衆の認識に影響を与えた。
- とりわけトレヴィの泉の場面をはじめとする象徴的な映画の瞬間は、現在も回顧上映や映画研究で取り上げられている。
晩年の生活はより静かなものだったが、映画で築いたイメージと結び付けられ続け、時折テレビや公の催しに出演した。長い闘病の後、2015年1月11日にイタリアのカステッリ・ロマーニで死去した。そのキャリアは、戦後ヨーロッパ映画史や、同時代のスクリーン・アイコンを扱う概説で定期的に言及されている。
国際的評価を決定づけた作品と当時のイタリア映画の背景については、『甘い生活』およびその監督フェリーニに関する同時代の映画史資料やアーカイブ資料を参照されたい。また、彼女の出生地についてはスコーネに関する資料も参照できる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アニタ・エクバーグ|『甘い生活』で知られるスウェーデン生まれの女優 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/4304
出典
- expressen.se : "Skådespelerskan Anita Ekberg är död"
- bbc.com : "BBC News - La Dolce Vita star Anita Ekberg dies"