国際バカロレア(IB)とは:制度概要・科目構成・ディプロマ取得条件

国際バカロレア(IB)とは?制度概要・6科目の構成・ディプロマ取得条件、Extended Essay・TOK・CASの必須要件をわかりやすく解説。

著者: Leandro Alegsa

国際バカロレア(IB)は、有名な上級学校プログラムです。世界140カ国以上で、英語フランス語、スペイン語で行われています。

制度の概要

IB(International Baccalaureate)は、スイスに本部を置く国際的な教育財団(IBO)が運営する教育プログラムです。特に16〜19歳を対象とした「ディプロマ・プログラム(DP)」が広く知られており、大学進学を目指す生徒のための2年間の包括的な教育カリキュラムです。IBには他にも初等年次プログラム(PYP)や中等プログラム(MYP)などがありますが、ここでは主にDP(ディプロマ)の仕組みを説明します。

科目構成(6つのグループ)

ディプロマ・プログラムでは、以下の6つの科目グループから原則1科目ずつ選択します。最後のグループ(芸術)は、別のグループからの2科目目を選ぶことで置き換えることができます。

  • グループ1:Studies in language and literature(第一言語・母語の文学・言語学習)
  • グループ2:Language acquisition(第二言語)
  • グループ3:Individuals and societies(歴史、地理、経済など〈世界研究〉)
  • グループ4:Sciences(生物、化学、物理などの理科)
  • グループ5:Mathematics(数学)
  • グループ6:The arts(美術、音楽、演劇など。ここを他のグループからの科目で代替可)

各科目はさらに細かい科目(コース)に分かれており、学校によって開講される科目は異なります。たとえば、歴史、文学、地理、経済はすべてグループ3(世界研究)に含まれますし、生徒は選択科目の代わりに2つ目の科学を選ぶこともできます。

履修レベル:Higher Level(HL)とStandard Level(SL)

  • HL(Higher Level):3科目選択。学習時間が長く、内容もより深く掘り下げられます(目安で約240時間)。大学での専門性に直結する科目をHLにすることが多いです。
  • SL(Standard Level):3科目選択。HLより短い授業時間で、基礎から発展までカバーします(目安で約150時間)。

HLとSLの組み合わせにより、合計6科目(HL3、SL3)を履修します。

コア要素(EE・TOK・CAS)

  • Extended Essay(EE):最大4,000語の独立研究論文。学術的な調査と構成力が求められます。
  • Theory of Knowledge(TOK):知識とは何かを問う哲学的科目。評価はプレゼンテーションやエッセイで行われます。
  • Creativity, Activity, Service(CAS):創造性・身体活動・社会奉仕の活動を行い、学外での学びを重視します。学校によって求められる時間や具体的な目安は異なりますが、実践的な活動の記録と振り返りが必要です(学校によっては約150時間を目安にする場合があります)。

評価方法とディプロマ取得条件の概略

各科目は1〜7のスケールで評価されます(1が最低、7が最高)。さらに、EEとTOKの成果に基づいて最大3点のボーナスポイントが付与され、ディプロマの満点は45点(6科目×7点=42点+EE/TOK最大3点)です。

ディプロマ取得には、科目の筆記・実技試験(外部評価)と授業内評価(Internal Assessment:IA)が組み合わされた総合的な評価が必要です。最終試験は通常2年の学習の終わりに行われます。

ディプロマを取得するためには、合計スコアの基準やコア要素(EE・TOK)の要件、CASの完了など一定の条件を満たす必要があります。合計点は45点満点で、一般的に学校や国によって細かい判定基準がありますが、目安として合格ライン(ディプロマ取得の基準)は学校で提示されます。具体的な合否判定には、科目別の下限評価や特定の不合格条件(例:CAS未完了や重大な成績欠如)が含まれます。

評価の種類(外部評価と内部評価)

  • 外部評価:主に最終試験(筆記・口述)や提出課題がIB本部で採点されます。
  • 内部評価(IA):教員が採点する実験レポート、口頭発表、エッセイ等で、IB本部が抜き取り監査を行い評価の一貫性を確認します。

IBの特徴と利点

  • 学際的で批判的思考を重視するカリキュラム。学問的な読み・書き・探求能力が鍛えられます。
  • 国際的に認知されており、多くの大学が入学選考や単位認定で評価します(一部の大学ではIBのHL科目を単位扱いすることもあります)。
  • 言語教育や国際理解、独立研究(EE)など、大学以降の学習に直結する力が育ちます。

実施校・運用の違い

IBは世界各国で実施されていますが、学校ごとに開講科目、評価の進め方、CASの取り組み方など実務面で差があります。公立校で導入される場合と私立校・国際校での運用ではサポート体制や授業時間数も異なるため、学校選びの際は認定状況、教員のIB経験、試験対策の支援体制を確認することが重要です。

大学進学と認知

多くの国・大学でIBディプロマは高く評価され、入学選考で有利になる場合が多いです。大学によっては、一定のHLスコアを満たせば入学資格や単位互換の対象とすることがあります。各大学の具体的な取り扱いは異なるため、出願先の大学のIBに関する方針を確認してください。

まとめと注意点

  • IBディプロマは2年間の総合的なプログラムで、6科目+EE/TOK/CASが主要構成です。
  • 評価は1〜7の科目評価とEE/TOKのボーナスで、最大45点。ディプロマ取得には点数基準のほかCASや科目別の条件を満たす必要があります。
  • 学校によって実施方法やサポート体制に差があるため、履修を検討する際は各校の情報を十分に確認してください。

さらに詳しい制度の細則(採点基準や最新の取得条件など)はIBO公式サイトや各校の説明資料で確認することをおすすめします。

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質問と回答

Q: 国際バカロレア(IB)とは何ですか?


A: 国際バカロレア(IB)は、140カ国以上で英語、フランス語、スペイン語で行われる上級学校プログラムです。

Q: IBプログラム修了後、生徒は何を受け取るのですか?


A: IBプログラムを修了した生徒は、試験に合格し、プログラムの要件を満たした後、IBディプロマを授与されます。

Q: IBプログラムでは、何教科の授業を受けなければならないのですか?


A: IBプログラムでは、6つの教科の授業を受ける必要があります。

Q: IBプログラムの6つの科目とは何ですか?


A: IBプログラムの6つの科目は、言語1(第一言語)、言語2(第二言語)、数学、科学、世界史、そして選択科目です。

Q: IBプログラムでは、他にどのような要件を満たす必要がありますか?


A: IBプログラムでは、試験に合格し、6教科の授業を履修することに加え、4000語のExtended Essayを書き、Theory of Knowledgeという哲学の授業を受け、150時間のCAS (Creativity, Action, Service)を履修しなければなりません。

Q:ハイヤーレベル(HL)、スタンダードレベル(SL)では、何科目を履修しなければなりませんか?


A: IBプログラムでは、ハイヤーレベル(HL)で3科目、スタンダードレベル(SL)で3科目履修する必要があります。

Q: IBは各国でどのように学ばれているのですか?


A: IBはほとんどの国で学べますが、学校によってはIBプログラムの学び方が異なります。


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