概要
ロマイビティ州は、フィジーの中央部に位置する島嶼州である。行政上は東部地区に属し、ロマイビティ諸島としてまとめられる、火山島とサンゴ島からなるまとまりのある島群を含む。最大の町はオヴァラウ島のレブカで、州の中心的な集落として機能している。公表されている人口は約15,600人(2017年国勢調査)で、州の陸地面積は約41平方キロメートルとされる。州の中心部は南緯17°40′・東経178°48′付近にある。
地理と島々
ロマイビティ諸島は、コロ海に点在する中規模から小規模の島々で構成される。代表的な島には、レブカのあるオヴァラウ島のほか、ガウ島、コロ島、バチキ島、ナイライ島がある。地形は、隆起した石灰岩や火山性の尾根から、低い礁縁地形までさまざまで、多くの島には裾礁、砂浜、小さな入り江が見られる。気候は熱帯性で、明確な雨季があり、南西貿易風と北西貿易風の影響を受けて沿岸条件が左右される。
歴史と発展
ロマイビティ、とりわけオヴァラウ島の港町レブカは、フィジーの19世紀の接触期において中心的な役割を果たした。レブカは欧州系の交易港および船舶補給の拠点として発展し、その後、行政機能がスバに移るまでフィジー最初の植民地首都となった。レブカの歴史的なウォーターフロントと町並みには19世紀の特徴が残されており、後の遺産登録ではその文化的価値が認められ、研究者や旅行者の関心を集めている。
経済・交通・社会
州の経済は、主に自給的農業、沿岸漁業、コプラや根菜類などの小規模な換金作物に支えられている。地元市場、送金、文化遺産やダイビング用の礁をめぐる限定的な観光も、一定の役割を担う。島々の移動は沿岸船や定期フェリーに依存しており、いくつかの島には不定期便を支える小規模な滑走路がある。社会生活は今も村落共同体、伝統的な首長制、慣習的な儀礼を中心に営まれ、土地、海、親族関係の結び付きが強い。
注目点と特徴
ロマイビティは、規模に比して歴史的に重要な集落が集まっている点、そしてレブカに残る植民地時代建築で知られる。島々は海洋生物多様性とサンゴ礁の生息地としても評価されており、地域の生計と保全の双方にとって重要である。東部地区の一州として、ロマイビティは、フィジーの小規模な島嶼群に見られる伝統的なフィジー文化と海洋植民地史の組み合わせを示している。
- 中心都市:レブカ(オヴァラウ島)
- 主要な島:オヴァラウ島、ガウ島、コロ島、バチキ島、ナイライ島
- 行政区分:東部地区(詳細)