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Love's Labour's Won(シェイクスピアの失われた戯曲)

ウィリアム・シェイクスピア作とされ、同時代の目録に名が見える可能性のある失われた戯曲。続編、現存作の別題、または独立した作品かについて議論があるが、本文は残っていない。

概要

『Love's Labour's Won』は、16世紀後半から17世紀初頭にかけての少数の記録に、ウィリアム・シェイクスピアの作品の一つとして現れる戯曲の題名である。作品そのものは印刷本・写本のいずれの形でも現存しておらず、その内容は不明である。この題名が同時代の目録に確認されるため、研究上はシェイクスピアに関連する「失われた戯曲」と広く扱われている。しかし、現存するシェイクスピア劇との正確な関係については議論が続いている。

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証拠と資料

この劇の存在を示す同時代の主な証拠は、シェイクスピア作とされる劇を列挙した当時の目録に題名が記載されていることである。重要な記録の一つは、ウィリアム・シェイクスピアの他の作品とともにこの劇を挙げている。また、1600年代初頭の書籍商の一覧にもこの題名が含まれている。こうした簡潔な記載だけが確実な文書上の痕跡であり、出版業組合記録への登録、現存する四折判本、あるいは『Love's Labour's Won』と確実に同定できる写本はいずれもない。

作品をめぐる諸説

  • 続編説:一部の研究者は、本作が『恋の骨折り損』の直接の続編だった可能性を示している。先行作で未解決のまま残された恋愛上のもつれの後、同じ登場人物たちの運命を描いたのではないかとする説である。
  • 別題説:別の研究者は、この題名が異なる名称で現存する劇の代替題、または初期の題名だった可能性を論じる。たとえば『空騒ぎ』や『終わりよければすべてよし』が候補として挙げられ、そうであれば独立した本文が残っていないことを説明できる。
  • 独立した失われた戯曲説:第三の可能性は、上演から出版までの間に本文が消失した同時代の他の複数の劇と同様、完全に失われた独立した喜劇またはロマンス劇だったというものである。

重要性と学術的関心

『Love's Labour's Won』が関心を集めるのは、近世初期の劇がいかに目録化され、改題され、伝承されたかを示すためである。この題名をめぐる論議は、編集実務、作者帰属、そしてシェイクスピア作品群の不完全さに関わる。また、この謎はシェイクスピア時代の演劇生活を垣間見せるものでもある。当時の劇は一時的な性格をもち、題名は変わり、印刷と収集が一貫して行われなかったため、多くの作品が失われた。

後世への影響と文化的反応

本文が残っていないため、『Love's Labour's Won』は学術的な校訂版ではなく、推測的な復元、劇的パスティーシュ、フィクションでの扱いを生み出してきた。現代の演劇関係者や作家は、ときにこの失われた劇を想像し、あるいは『恋の骨折り損』の続編の「精神に基づく」作品を創作する。校訂版や参考文献では通常、現存する写しによってではなく外部の言及によってのみ知られる題名である、という慎重な注記とともに掲載される。

特筆すべき区分

題名は知られているが作品自体は確認できない『Love's Labour's Won』は、記録によってのみ知られる当時の少数の劇の一群に属する。その位置づけは、四折判本やフォリオ判本として現存する作品と、歴史の中で失われた作品との違いを示すとともに、文書上の証拠から近世イングランドの上演レパートリーについて知りうる範囲には限界があることを浮き彫りにする。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com Love's Labour's Won(シェイクスピアの失われた戯曲)

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/59565

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