Yonne県には3つのarrondissementがあるフランスの県はもちろん、他の国でもarrondissementに分けられており、これを英語にすると地区(場合によっては行政区)と訳されることがある。arrondissement の中心都市は、subprefecture と呼ばれることが多い。

県の県庁所在地(préfecture)がある都市は、その県全体の行政拠点であると同時に、当該 arrondissement の中心都市にもなる。つまり、県庁所在地は県の行政を統括するとともに、その区内で主要な行政サービスを提供する役割を果たす。

区はさらにコミューンに分けられる。各コミューンは基礎的な自治体単位で、市長と議会を持ち、住民サービスや地方行政の多くを担う。

ヨンヌ県のアロンディスマン一覧

  • Auxerre — 県庁所在地(préfecture):Auxerre が区の中心。県全体の行政機能の中枢であり、主要な官公庁や行政サービスが集中している。
  • Avallon — 副県庁所在地(subprefecture):Avallon。地域レベルでの国家サービス提供の拠点となっている。
  • Sens — 副県庁所在地(subprefecture):Sens。県内の重要な経済・交通の中心の一つであり、地域行政の中心地である。

arrondissement は歴史的にナポレオン期(19世紀初頭)に設置され、地方における国家行政の単位として機能してきた。各区は国家を代表する sous-préfet によって監督され、戸籍や許認可、治安対応、統計など国のサービスの実施を調整する。一方で、arrondissement 自体は住民による議会を持つ自治体ではなく、地方自治の実務は主にコミューンと県(département)のレベルで行われる。

注意点として、2015年のカントン再編成以降は、選挙区としてのカントン(canton)の境界が必ずしも arrondissement の境界と一致しなくなっている。したがって、行政区画(県→区→コミューン)と選挙上の区分(カントン)は別個の概念であることに留意する必要がある。ヨンヌ県の各区やコミューンの最新の編成・人口・統計は、公式の統計機関(INSEE)や県のウェブサイトで確認するとよい。