モニュメントロックス(カンザス州ゴーブ郡)— 白亜のチョークピラミッドと化石の国定自然史跡

モニュメントロックス(カンザス州ゴーブ郡)—白亜のチョークピラミッドと豊富な化石群を誇る国定自然史跡。古代海の痕跡と絶景を歩いて発見しよう。

著者: Leandro Alegsa

モニュメントロックチョークピラミッドとも呼ばれる)は、カンザス州ゴーブ郡の平原に突き出す一連の大きな白亜質の地形群です。高さは最大で約70フィート(約21m)に達し、ビュート(孤立丘)や尖塔、天然のアーチなどの特徴的な形状が並びます。露頭は白く磨かれたような外観をしており、夕暮れや朝焼けの光を受けて劇的な景観をつくり出します。

この地層は堆積した炭酸塩から成り、炭酸塩の堆積物が固まってできたものです。堆積は、かつてこの地を覆っていた西内部海路による浅海環境で進行し、白亜紀(およそ8千万年前ごろ)に形成されました。白亜紀当時、この海は現在の北米大陸を東西に分ける巨大な海域で、海中にすむ微小な生物の殻や有機物が積もって白亜質(チョーク)を作りました。チョークは主にコッコリス(微小な藻類の殻)などの炭酸カルシウム粒子から成ります。

地層には多くの化石が含まれており、過去にこの海で暮らした生物の痕跡が保存されています。見つかる化石の例としては:

  • アンモナイトやその他の軟体動物の殻
  • 魚類の骨や歯
  • 海生爬虫類(モササウルス、プレシオサウルスなど)の断片的な化石
  • ウミガメや海鳥に相当する化石の痕跡

モニュメントロックスは自然の景観と科学的価値が高く評価され、1968年にアメリカ内務省(U.S. Department of the Interior)によって国定自然史跡(National Natural Landmark)に指定されました。指定はこの地域の保全と教育的利用を促進するものです。

訪問にあたっての注意点:

  • 採取禁止:化石や岩石の持ち帰りは禁止されている場合があります。自然遺産としての保全が最優先ですので、発見物はその場に残してください。
  • 立ち入りと安全:崩れやすい場所があるため、標識や既存の道を外れての立ち入りや登攀は避けてください。
  • 設備:周辺は田園地帯で、トイレや売店などの設備は限られています。訪問前に飲料水や必要な装備を用意してください。
  • 観察のおすすめ時間:朝夕の斜光が地形を際立たせ、星空撮影にも適していますが、気象条件に注意してください。

モニュメントロックスは地質学や古生物学の学習に適した屋外博物館のような場所であり、観光としても人気が高い一方で脆弱な自然遺産でもあります。訪れる際は景観と化石の保護に配慮し、地域ルールに従って楽しんでください。

歴史

2008年1月29日、カンザス州オークリーの南25マイルにあるモニュメントロックと、東31マイルにあるキャッスルロックが、合わせてカンザスの8不思議に選ばれました。



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