マルチメーターとは?機能・種類・使い方をわかりやすく解説

マルチメーターの機能・種類・使い方を図解でわかりやすく解説。電圧・電流・抵抗から周波数・静電容量・温度測定まで初心者向け実践ガイド。

著者: Leandro Alegsa

マルチメーターまたはマルチテスタは、いくつかのツールを組み合わせて1つのユニットにした電子計測ツールです。通常、電流計、電圧計、オーム計が含まれます。デジタルマルチメーターはDMMと呼ばれることがあり、家庭用から業務用まで幅広く使われています。

最近のマルチメーターは、基本の電流、抵抗、電圧以外の電気量も測定できます。例えば、周波数、静電容量、トランジスタのHfe(直流電流増幅率)、温度(温度センサーを使う)などの測定機能を備える機種も多いです。

マルチメーターは多くのテストを行えるため「マルチテスター」とも呼ばれます。抵抗測定時はオームメーターとしてオームを示し、ボルトの場合はVoltmeter(電圧計)として動作します。一般的にVolt/ohm meter(VOM)と混用して呼ぶこともあり、ほとんどのメーターがボルト、アンペア、抵抗を測定できます。

主な機能(よくある機能)

  • 直流電圧(DCV)・交流電圧(ACV)の測定
  • 直流電流(DCA)・交流電流(ACA)の測定
  • 抵抗(Ω)の測定、導通チェック(ブザー付きが一般的)
  • ダイオードテスト、トランジスタのhFE測定
  • 周波数、静電容量、温度(外部プローブ)
  • 真の実効値(True RMS)測定:交流波形が歪んでいる場合の正確なRMS値を得る

種類

  • アナログ(指針式):電圧や電流の変化を針の動きで直感的に把握しやすい。高周波や瞬間的なノイズの観察に向く場面もあるが、精度や読み取り性でデジタルに劣ることがある。
  • デジタル(DMM):数値で表示されるため読み取りが簡単。オートレンジ機能やデータホールド、バックライト、保存機能など多機能。一般家庭・業務用途で主流。

基本的な使い方(安全に測定するための手順)

  • 測定前に機器の取扱説明書を確認する。
  • 電圧・電流・抵抗でレンジ(測定モード)を正しく選ぶ。レンジ不明なら高レンジから始める。オートレンジ機能があれば自動で選択される。
  • 電圧測定:測定対象に並列につなぐ(プローブをそのまま当てる)。交流/直流の切替を忘れないこと。高電圧を測る場合や交流は特に注意。
  • 電流測定:回路を一旦開き、電流が流れる経路に直列に挿入して測定する。電流測定でレンジを間違えるとヒューズ切れや機器損傷、火花の危険があるため慎重に行う。
  • 抵抗測定:回路の電源を切り、被測定部の両端にプローブを当てる。回路に他の電源が繋がっていると誤差や損傷の原因になる。
  • 導通チェック:低抵抗の時にブザーで知らせるので配線の切断箇所探しに便利。

注意点と安全

  • 電流測定用ジャックと電圧/抵抗用ジャックを間違えない。特に高電流レンジは別のヒューズや端子を使うことが多い。
  • 電源オンのまま抵抗測定を行うと誤測定やメーター破損の原因になるので必ず電源を切る。
  • 測定対象の電圧がメーターの定格(最大入力)を超えないか確認する。感電や機器破損の恐れがある。
  • 安全カテゴリ(CAT I〜CAT IV)や定格電圧・過電流保護(ヒューズ)を確認し、用途に合ったメーターを使用する。
  • 感電防止のため、裸の導体に触れない、絶縁プローブを使う、作業は落ち着いて行う等の基本的な安全対策を守る。

選び方のポイント

  • 用途に応じた測定範囲と機能:家庭用なら基本機能で十分だが、産業用途や交流の波形が歪む環境ではTrue RMS対応が有用。
  • 精度と表示桁数(例:3.5桁、4.5桁など)を確認する。精度は通常「±%」で示される。
  • 保護等級や安全規格(CAT等級)、ヒューズの仕様をチェックする。
  • プローブや付属品(温度プローブ、クランプアダプタ等)の有無。
  • 使いやすさ(大型ディスプレイ、バックライト、オートレンジ、ホールド機能など)と堅牢性。

メンテナンスとトラブル対策

  • 定期的に電池とヒューズの点検・交換を行う。ヒューズは必ず規格に合ったものを使う。
  • プローブや端子が損傷していないか確認し、断線や接触不良があれば交換する。
  • 測定値が不安定な場合は、他のメーターで比較するかキャリブレーション(校正)を検討する。業務用途では定期校正が推奨される。

よくある誤操作とその防止

  • 電圧測定のつもりで電流レンジにしてしまう:必ずダイヤルとジャックを確認する。
  • 抵抗測定で電源オンのまま測る:測定前に必ず回路の電源を切る。
  • 最大入力を超える測定:定格を超えると内部ヒューズが切れたり機器が壊れるため、目安を把握する。

以上がマルチメーターの基本的な説明、機能、使い方、注意点です。用途や予算に応じて適切な機種を選び、安全に配慮して正しく使うことが大切です。

デジタルマルチメーターZoom
デジタルマルチメーター

測定方法

マルチメーターは、バッテリーの電圧を測定するために使用できます。また、回路内の2点間の電圧を測定するのにも使用できます。電圧計は、バッテリーのプラス端子とマイナス端子の間に並列に置かれます。また、抵抗やアンペアの測定にも使用できるため、「電圧計、オーム計、アンペア計」という名称のメーターもあります。

質問と回答

Q: マルチメーターとは何ですか?



A: マルチメーターまたはマルチテスターは、複数のツールを1つのユニットにまとめた電子計測ツールです。

Q:マルチメータには通常何が含まれていますか?



A:マルチメーターには、通常、電流計、電圧計、オーム計が含まれています。

Q:最近のマルチメーターは何を測定するのに使われていますか?



A: 最近のマルチメーターは、電流、抵抗、電圧以外の電気量(周波数、静電容量、トランジスタのHfe、温度など)を測定するのに使用できます。

Q:マルチメーターはなぜ「マルチテスター」と呼ばれることが多いのですか?



A:マルチメーターは多くのテストを行うことができるので、「マルチテスター」と呼ばれることが多いようです。

Q:マルチメーターはどのようにオームメーターとして機能するのですか?



A:抵抗を測定する場合、マルチメーターはオームメーターとして機能し、オームを表示します。

Q: マルチメーターは、ボルトとオームを測定する場合、何と呼ばれますか?



A:マルチメーターは、ボルト/オームメーターやVOMのように混合して呼ばれることもあります。

Q: ほとんどのメーターが測定できる3つの基本的な電気量とは何ですか?



A:ほとんどのメーターは、ボルト、アンペア、抵抗を測定することができます。


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