NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)とは|歴史・仕組みと主要チーム解説

NHLの誕生から仕組み、スタンレーカップや主要チームの歴史と現状を分かりやすく解説。ファン必見の基礎知識ガイド。

著者: Leandro Alegsa

ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)は、世界最高レベルのアイスホッケーリーグです。現在は32チームが参加しており、7つのチームがカナダから、残りの25チームがアメリカから参加しています。毎年リーグの優勝者がスタンレーカップを獲得します。

歴史の概要

NHLは1917年に創設されました。当初は既存のリーグであるNHA(ナショナル・ホッケー・アソシエーション)の内紛をきっかけに、新しい組織として立ち上がりました。創設当初のチームには以下のようなクラブが含まれており、当時は年間の試合数も現在よりずっと少なかったです。創設当初の事情やチームの入れ替わりが多く、リーグ創成期は流動的でした。特に初年度はアリーナ火災などで一部チームが途中離脱したり、活動休止したチームもありました(下記リストは当時の代表的なクラブ)。

  • モントリオールカナディアンズ
  • モントリオール・ワンダラーズ
  • オタワセネーターズ
  • ケベック・ブルドッグス(後のハミルトン・タイガース
  • トロントアレナ

その後、ボストン・ブルーインズ、ニューヨーク・レンジャーズ、シカゴ・ブラックホークス、デトロイト(現レッドウィングス)などのクラブが参入し、リーグは変遷を重ねました。1930年代の大恐慌期や第二次世界大戦の影響で消滅・移転した球団もあり、結果として1942年から1967年までの25年間は6チーム体制が続きました。この時代の6クラブは「オリジナルシックス」として知られ、リーグの基礎を築きました。

1967年の拡張ではリーグが12チームに増え、その後も段階的に拡大を続けました。1979年のWHL合流(旧WHAからの吸収)などを経て、リーグは北米全域へ広がり、近年ではさらに新しい市場へ展開して現在の32チーム体制になっています。過去にはオークランド・シールズ、ミネソタ・ノース・スターズ(現ダラス・スターズ)、ウィニペグ・ジェッツ(旧チーム、後に別経路で現行ウィニペグが誕生)など、移転や解散で現在は存在しない球団も多くあります。

リーグの仕組み(現行フォーマットの基本)

  • チーム数と地区編成:現在32チームを東西の2カンファレンスに分け、各カンファレンスは2つのディビジョン(東:アトランティック/メトロポリタン、西:セントラル/パシフィック)に分かれています。
  • レギュラーシーズン:各チームは通常シーズン82試合を戦います(ホーム/アウェイを含む)。
  • 勝ち点制度:勝利で2点、オーバータイム/シュートアウトでの敗戦で1点、通常の敗戦で0点という方式が採られています。
  • プレーオフ:レギュラーシーズン後、各ディビジョンの上位3チームに加え、各カンファレンスからワイルドカード(上位の4〜5位扱い)として計8チームが出場。プレーオフは4回戦ともに7試合制(ベスト・オブ・7)で行われ、カンファレンス覇者同士が決勝で対戦し、その勝者がスタンレーカップを獲得します。
  • サラリーキャップ:2005年の労使合意(CBA)以降、リーグはチーム総年俸に上限(サラリーキャップ)を設けており、チーム間の競争均衡を図っています。結果的に選手の移籍・契約がより戦略的になりました。
  • ドラフトと育成:毎年行われるエントリードラフトで若手選手を指名し、AHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)など下部組織を通じて育成する仕組みが整っています。

主要チームと注目ポイント

歴史的に成功を収めているクラブや人気の高いクラブをいくつか挙げます(代表例):

  • モントリオール・カナディアンズ:スタンレーカップ最多優勝を誇る伝統球団。
  • トロント・メープルリーフ:カナダ最大の市場を抱える人気球団。
  • ボストン・ブルーインズ、シカゴ・ブラックホークス、デトロイト・レッドウィングス、ニューヨーク・レンジャーズ:長い歴史と強烈なファン基盤を持つクラブ群。
  • 近年の強豪としては、ピッツバーグ・ペンギンズ(スター選手の存在で成功)、タンパベイ・ライトニング、コロラド・アバランチなどが挙げられます。

代表的な賞と記録

  • ハート賞(MVP)、アート・ロス賞(得点王)、ノリス賞(最優秀ディフェンスマン)、ヴェジナ賞(最優秀ゴールテンダー)など、シーズン毎に個人賞が多数あります。
  • 歴史的な記録では、ウェイン・グレツキーが保持する得点記録群が有名で、彼の記録は現在でも破られていないものが多いです。
  • スタンレーカップは1893年制定の北米最高の栄誉であり、その歴史はNHL創設以前に遡ります。現在のNHL王者に毎年授与されます。

NHLの国際的影響と選手構成

NHLは北米リーグですが、選手は世界中から集まります。ヨーロッパ、ロシア、北欧、さらにはアジア出身の選手もおり、国際大会(オリンピック、世界選手権)でNHL選手が中心を担うことも多いです。経済的な魅力と高い競技レベルにより、世界最高峰の選手が集まる場になっています。

まとめ(NHLを見るときのポイント)

  • リーグは現在32チーム、82試合制+プレーオフ(ベスト7×4ラウンド)で年間を争う。
  • サラリーキャップやドラフト制度によりチーム間の力関係が流動的で、毎年予想外のチームが台頭することがある。
  • スタンレーカップはアイスホッケー界で最も名誉あるトロフィー。歴史と伝統、そして現代の国際性が混ざり合ったリーグがNHLです。

(注)本記事はNHLの基本的な構成・歴史・主要なポイントをわかりやすくまとめたものです。詳細な年表や各チームの現状(所属選手・成績等)は、シーズンごとに変動するため、最新情報は公式サイトやシーズン報道をご確認ください。

関連ページ

  • ナショナルホッケーリーグの歴史

質問と回答

Q: NHLとは何ですか?


A: NHLはNational Hockey Leagueの略で、世界で最もレベルの高いアイスホッケーリーグです。

Q: NHLにはいくつのチームがあるのですか?


A: NHLには、カナダから7チーム、アメリカから25チームの計32チームがあります。

Q: 各年のプレーオフの勝者はどうなるのですか?


A: 各年のプレーオフの勝者がスタンレーカップを獲得します。

Q: NHLはいつ設立されたのですか?


A: NHLは1917年に設立されました。

Q: 最初は何チームが所属していたのですか?


A: 最初は、モントリオール・カナディアンズ、モントリオール・ワンダラーズ、オタワ・セネターズ(後のセントルイス・イーグルス、現在のオタワ・セネターズとは関係ありません)、ケベック・ブルドッグ(後のハミルトン・タイガース)、トロント・アレナ(後のセント・パトリックス、後のメープルリーフス)の5チームでした。

Q:当初は年間何試合やっていたのですか?


A:当初は年間22試合でした。

Q:「オリジナル・シックス」と呼ばれているのは誰ですか?


A: オリジナル・シックスとは、ボストン・ブルーインズ、シカゴ・ブラックホークス、デトロイト・レッドウィングス、モントリオール・カナディアンズ、ニューヨーク・レンジャーズ、トロント・メープルリーフスの6チームのことで、他のチームが経済困難のために解散した時期にも残っていた。


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