アケルナル(エリダヌス座α星)— スペクトル型Bの明るい連星系の主星
アケルナル(エリダヌス座α)— スペクトル型Bの青く輝く明るい連星系の主星、その特徴・観測ポイントを詳解
アケルナル(アチェルナールとも表記される)は、エリダニ座α星と呼ばれる連星系の主成分(A)の名前である。南天に位置し、エリダヌス座の中で最も明るい星として知られる。
夜空で最も明るく見える10個の星のうち、エリダヌス座α星が特に熱く青白く見えるのは、アケルナールがスペクトル型Bに属するためである。スペクトルにはしばしば放射線(エミッション)線が見られ、Be星(高速回転によって周囲にガス円盤を持つB型星)の性質を示すことがある。見かけの明るさは0等級台で、全天で上位に入る明るさを持つ。
物理的特徴
- 高速自転: アケルナルは極めて高速で自転しており、その遠心力のために赤道側が膨らみ、極側よりも大きな半径を持つ。これにより表面温度や明るさが極と赤道で大きく異なる(重力暗化)。
- 形状と観測: 干渉計などの高解像度観測によって赤道膨張が直接確認されており、星の扁平(扁平率)は顕著である。
- 周囲環境: 高速回転に起因するガスの放出で一時的に円盤構造が形成され、スペクトルにエミッション線を与えることがある。これがBe星と呼ばれる由来である。
連星系と副星
副星は主星に比べて小さく、スペクトル型はA型に分類される。観測では副星が主星の周りを公転しており、距離は約12天文単位(AU)程度とされる。この大きさから、公転周期は数年から数十年のオーダーと推定され、両星の相互作用や視線方向によっては周囲の円盤構造に影響を与えることがある。
研究上の重要性
アケルナルは高速自転による星体の変形や重力暗化、Be現象(放出円盤の形成と消滅)を研究するうえで重要な天体であり、干渉観測や分光観測で得られるデータが恒星物理学、とくに回転の影響を受ける恒星進化の理解に貢献している。

エリダヌス座のアケルナール。矢印=アケルナールの位置(右下)
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質問と回答
Q:アチェルナールとは何ですか。A: Achernarはアルファ・エリダニ(αエリダニ)と呼ばれる連星系の主成分の名前です。
Q: アルファ・エリダニとは何ですか?
A: アルファ・エリダニは連星系です。
Q: なぜエリダニ座アルファ星が最も熱く、最も青いのですか?
A:エリダニ座アルファ星が最も青く熱いのは、アチェルナがスペクトルB型であるためです。
Q: アケルナルの回転速度の特徴は?
A: 回転速度が非常に速い。
Q: アケルナーの自転速度が速い理由は何ですか?
A: 回転速度が速いため、扁球形になります。
Q: エリダニ座アルファ星の二次成分は何ですか?
A: エリダニ座アルファ星の二次成分は小さく、スペクトルA型です。
Q: 副成分とアケルナルとの距離は?
A: 「エリダニ座アルファ星」の副成分は、「アケルナー座」を約12天文単位(AU)の距離で回っています。
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