ニンテンドー ゲームキューブ ブロードバンドアダプタとモデムアダプタ
一部のゲームでイーサネットまたはダイヤルアップ接続を可能にし、オンライン対戦やLANプレイに対応したゲームキューブ用周辺機器。後年にはコミュニティによりトンネリングやプライベートサーバーにも活用されている。
概要
ニンテンドー ゲームキューブ ブロードバンドアダプタとモデムアダプタは、ゲームキューブ本体にネットワーク機能を追加するためのオプション周辺機器である。いずれも本体のシリアル/ネットワークポートに接続し、ダイヤルアップ接続用のアナログ電話モデムインターフェース、またはローカルエリアネットワークおよびブロードバンド接続用のイーサネットポートを提供する。対応した市販タイトルは限られており、動作にはゲームソフト側で明示的に対応している必要があった。
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4 画像ハードウェアと特徴
両アダプタは単純なインターフェース機器である。モデムアダプタにはアナログのダイヤルアップサービス用の標準的な電話ジャックが備わり、ブロードバンドアダプタにはLANやルーターとの接続に用いるRJ-45イーサネット端子がある。必要な電力は本体から供給され、アダプタ自体が汎用的なネットワークサービスを追加するわけではない。ネットワークプロトコルおよびユーザーインターフェースはゲームソフトが実装する。アダプタは小型で、ゲームキューブ背面に直接取り付ける。
対応ゲームと一般的な用途
オンライン機能を実装したゲームキューブ用ソフトは少数だった。代表例は『ファンタシースターオンライン』であり、ダイヤルアップとブロードバンドのいずれのハードウェアでもオンラインプレイを提供した。ほかのタイトルではLAN形式のマルチプレイや限定的なオンライン機能が提供され、完全なインターネット上のマッチメイキングではなく、対戦プレイのためにローカルネットワーク上で複数の本体を接続する目的でブロードバンドアダプタが使われる場合が多かった。
設定と動作
アダプタを使用するには、本体のネットワークポートへ装着した後、対応ゲームのメニュー内でネットワーク設定を行う。ダイヤルアップ接続には使用可能な電話回線と、モデム接続を受け付けるISPが必要であった。ブロードバンド接続にはルーターまたはスイッチ、および互換性のある家庭内ネットワークが必要となる。ネットワークでの動作は各ゲームのソフトウェアによって決まるため、設定手順、アカウント管理、マッチメイキングの仕組みはタイトルごとに大きく異なった。現代の家庭内ネットワークでは、オリジナルのゲームの一部が想定していなかったNAT越えなどの問題も生じる。
コミュニティでの利用、保存と遺産
大半のゲームキューブ用タイトルの公式オンラインサービスは数年前に終了したが、レトロゲームのコミュニティは多くのオンライン機能を保存・復元してきた。愛好家はLANトンネリング、独自サーバー、パケット転送などの手法を用いて、当初の機能を再現または拡張している。こうした方法により、公式サポート終了から数十年後でも、保存されたオンラインモードを体験したり、プライベートサーバーを運用したりできる場合がある。これらのアダプタは、任天堂がネットワーク対応コンソールゲームへ慎重に踏み出した初期の取り組みを示す資料として、収集家や保存活動家にとっても注目される。
実用上の注意と収集
- 対応状況はゲームごとに異なる。ソフトが明示的に対応していなければ、アダプタを所有していてもオンラインプレイが可能とは限らない。
- 入手性は本体の販売期間中および終了後で変動した。現在は収集家や愛好家から求められている。
- オンライン機能の復活を試みる際は、慎重なセキュリティ対策を取り、ソフトウェアやネットワーク利用に関する法的な利用規約を尊重する必要がある。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ニンテンドー ゲームキューブ ブロードバンドアダプタとモデムアダプタ Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/70300