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分詞: 動詞的・形容詞的特徴をもつ非定形動詞

分詞は、動詞と形容詞の性質をあわせ持つ非定形動詞です。多くの言語で現在分詞・過去分詞があり、時制形成、形容詞的修飾、縮約節に用いられます。

分詞は、動詞としての性質と形容詞としての性質を部分的にあわせ持つ非定形動詞です。時制や相、目的語や副詞修飾を取る能力などの動詞的特性を保ちながら、名詞を修飾したり、迂言的な動詞句を作ったりするため、多くの言語で、複雑な述語や簡潔な名詞句を作るうえで中心的な手段となっています。

定義と基本的な性質

分詞の核となる特徴は、動詞に由来する語幹に、相や態を示す形態的標識が結びつくことです。分詞は、名詞を修飾することもあれば(形容詞的機能)、助動詞とともに複合時制を作ることもあり、また、完全な主語述語一致をもたない非定形節を導くこともあります。英語で最もよく知られるのは、現在分詞(通常 -ing)と過去分詞(しばしば -ed、または不規則形)です。

形態、一致、例

  • 現在分詞: 継続的・進行的な意味を表します(英語: "running" in "the running water" や "She is running")。
  • 過去分詞: 完了や受動の意味を表します(英語: "broken" in "the broken window"; "has eaten" で用いられる)。
  • 言語による違い: ロマンス諸語では、分詞が名詞の性・数に一致することが多く(フランス語の participe passé: "les fenêtres ouvertes")、ドイツ語やスラヴ語では分詞形が明確に分かれています(ドイツ語 Partizip I/II)。ラテン語のような古典語では、現在・完了・未来の分詞など、さらに多様な形があります。

用法と文法機能

分詞には複数の役割があります。迂言的な時制(完了構文や受動構文)を作り、名詞句の内部で形容詞として働き、さらに分詞句として非定形節の中心にもなります。これにより、関係節を短くできます。たとえば "The man who was injured" → "The injured man" です。分詞節は副詞的に用いられることもあり、"Having finished his work, he left." のように表されます。分詞は完全な定形屈折を持たないため、節全体を使わずに出来事を簡潔に表現できます。

歴史、名称、言語類型論

「participle」という語は、最終的にラテン語の participium に由来し、participare(「共有する」)と結びついています。これは、この形が動詞と形容詞の性質を共有していることを反映しています。言語ごとに分詞の種類や役割は異なり、照応や名詞化に広く用いる言語もあれば、いくつかの迂言的構文に限る言語もあります。類型論では、分詞は非定形節を作り、従属接続詞を使わずに節を結びつける一般的な戦略として研究されています。

区別、注意点、注目すべき点

分詞は、動名詞や動詞性名詞と混同されがちです。違いは、動名詞や不定詞由来の名詞が純粋に名詞として働くのに対し、分詞は動詞的性質を保っている点にあります。英語でよくある問題としては、分詞句に明確な主語がなく、曖昧さや意図しない意味を生む「dangling participle」があります。さらに、分詞は歴史言語学でも重要です。形態や用法から、文法化の道筋、たとえば助動詞が分詞構文から発達する過程を読み取ることができるからです。

一般的な言語学の背景については 言語学の資料 を、動詞に関する情報は 動詞項目 を、形容詞との比較については 形容詞 を参照してください。

著者

AlegsaOnline.com 分詞: 動詞的・形容詞的特徴をもつ非定形動詞

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/74829

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出典
  • sil.org : What is a participle?
  • sil.org : Glossary of linguistic terms
  • kingjamesbibleonline.org : King James Bible online