パスティ(Pasties/ニップレス)は、布やプラスチック、金属などで作られた小さなカバーで、裏面が粘着処理されており、主に女性の乳首や時には性器の一部を覆うために使われます。大きさや形はさまざまで、一般には乳輪の大きさより大きく作られることは少ないです。装飾性の高いもの(ビーズ、スパンコール、タッセルなど)や極めてシンプルな使い捨てタイプなど、用途に応じたバリエーションがあります。
「パスティ」の目的は、完全にトップレスにならずにできるだけ多くの乳房を見せることです。例えばストリップクラブのエキゾチックダンサーの多くは、地域の法律や施設の規定により乳首を覆うことが義務付けられており、そのためパスティを着用します。一般的には専用の接着剤や両面テープで皮膚に直接貼り付けるため、「貼る」ことに由来する名称が付いています。
多くのネオ・バーレスク・パフォーマーが着用するパスティ。バーレスクのパティーには、中央にタッセルが付いているものもあり、パフォーマーはパフォーマンスの一環としてこれを回すなどの演出を行います。
ブラジャーを着用しない女性が、薄手の服やシャツ越しに乳首が透けるのを防ぐためにパスティを使うケースもあります。ファッション的・実用的・パフォーマンス的な用途が混在するアイテムです。
素材・形状・接着方法
- 素材:布製、シリコン製、プラスチック・フィルム、金属製(装飾用)など。外側が装飾的で内側が接着面という構造が多い。
- 形状:丸型、ハート型、星型、フリンジやタッセル付きなど多様。サイズは小さいものから大きめまで。
- 接着方法:使い捨ての粘着シールタイプ、再利用可能なシリコーン吸着タイプ、専用の接着剤(スピリットガムなど)や医療用両面テープで貼るタイプがある。
装着・除去の注意点
- 貼る前は皮膚を清潔かつ乾燥させる。ローションやオイルが残っていると接着力が落ちる。
- 敏感肌やアレルギーがある場合はパッチテストを行う。かゆみ・発赤・痛みが出たら使用を中止する。
- 除去は急に強くはがさず、オイルや専用リムーバーで糊を軟らかくしてから優しく剥がす。無理に剥がすと皮膚を傷めることがある。
- 肌に傷や湿疹がある部分には使用しない。
お手入れと保管
- 使い捨てタイプは指示に従って廃棄する。再利用可能なシリコーンタイプは、ぬるま湯と中性洗剤で洗い、よく乾かしてから保管する。
- 接着面保護のため、専用の保護フィルムやケースに入れて直射日光や高温多湿を避けて保管する。
- 接着力が落ちた場合は専用の粘着パッドや接着剤を交換するか、新しいものを購入する。
歴史・文化的背景
パスティはバーレスクやストリップショーの歴史と深く結びついており、20世紀初頭から用いられてきました。近年はネオ・バーレスクの流行やファッション表現の多様化により、舞台用だけでなく日常の服装の補助としても広がっています。地域や国によって公共の場での露出に関する法律が異なるため、使用目的によっては法的規制を確認する必要があります。
その他の用途と注意点
パスティは性別を問わず乳首の露出を防ぐために使われることがあり、コスチュームや撮影、パフォーマンスの小道具としても利用されます。ただし、授乳中や皮膚に疾患がある場合は医師に相談することをおすすめします。また、会場やイベントの規則、各国の法律に従って使用してください。



