ピカデリーはロンドン中心部の大通りで、西はハイドパークコーナーから東はピカデリーサーカスまで続いている。ウエストミンスター市に属している。東側にはセントジェームズがあり、西側はグリーンパークに面している。北側のエリアはメイフェアである。

フォートナム&メイソン、ロイヤルアカデミー、リッツホテル、RAFクラブ、ハチャーズブックショップがある。1930年代にピカデリーにオープンしたシンプソンズは、かつて英国を代表する衣料品店でした。1999年に閉店し、現在は書店のウォーターストーンズの旗艦店になっています。

歴史の概要

ピカデリーの名前は16–17世紀に流行した「ピキャディル(piccadill)」と呼ばれる装飾的な衿(えり)を作る仕立て屋に由来すると言われています。王室や貴族に近い立地のため、18〜19世紀を通じて邸宅や上流階級のクラブ、商店が立ち並ぶようになり、やがてロンドン随一のショッピング・通商地区の一角となりました。19世紀以降は劇場やカフェ、デパートなどが増え、20世紀には高級ブランドの店舗や老舗が並ぶ通りとして確立しました。

主な名所・見どころ

  • フォートナム&メイソン:高級食品やギフトの老舗。ギフト詰め合わせやティーセレクションが人気。
  • ロイヤルアカデミー:美術展が頻繁に開かれるアートの中心。常設展や企画展をチェックすると良い。
  • リッツホテル:格式あるホテルで、アフタヌーンティーが有名。
  • ハチャーズ(Hatchards):ロンドン最古級の書店の一つ。文学好きには外せないスポット。
  • ピカデリーサーカス(東端):ネオンサインやシャフツベリー記念噴水(エロス像)で知られる繁華街へとつながる広場。
  • Burlington Arcade(近隣):高級ブティックが並ぶアーケード。伝統的な雰囲気を楽しめる。
  • 劇場街(ウエストエンド):ピカデリーから歩いて行ける距離に多数の劇場があり、ミュージカルや演劇を鑑賞できる。

ショッピングとグルメ

ピカデリーは高級ブランドや老舗が多く、ショッピングはラグジュアリー志向の人に特に向きます。食事ではリッツのアフタヌーンティー、フォートナム&メイソンのテイスティングやグルメフードホール、周辺のカフェやレストランではモダンな英国料理から国際色豊かなメニューまで揃います。短時間で買い物と食事を楽しみたい旅行者には最適です。

アクセスと交通

  • 地下鉄:ピカデリー線のPiccadilly Circus駅(東端)が最も近く、ほかにGreen Park駅やHyde Park Corner駅からもアクセス可能。
  • バス:市内各方面へ向かう多くの路線が通っており、夜間バスも運行。
  • 徒歩:グリーンパークやセントジェームズパーク、メイフェアなどの観光スポットが徒歩圏内にあるため、散策に適しています。

旅行者向けの実用情報

  • 営業時間:店舗によって異なるが、多くのショップは日中〜夜まで営業。日曜は営業時間が短めの店もあるので事前確認を。
  • 混雑:週末や祝日は特に混雑する。ゆっくり見たい場合は平日朝〜昼が比較的静か。
  • 安全・注意点:観光地ゆえスリや詐欺に注意。貴重品は肌身離さず、夜間は明るい主要通りを利用するのがおすすめ。
  • バリアフリー:主要な公共施設や一部老舗はバリアフリー対応だが、古い建物では段差や狭い通路が残ることがあるため確認を。
  • 税金還付・免税:出発国や購入内容によって手続きが変わるため、免税を利用する場合は店頭で条件を確認してください。

周辺の楽しみ方

ピカデリーを起点に、グリーンパークやセントジェームズパークでの散歩、バッキンガム宮殿やトラファルガー広場への散策、ウエストエンドでのミュージカル鑑賞などを組み合わせると充実した一日になります。写真撮影スポットや老舗カフェでの休憩を織り交ぜると無理なく回れます。

まとめ:ピカデリーは歴史と現代が混在するロンドン有数の大通りです。高級店や老舗、文化施設が集まるため、買物・食事・観光いずれにも適しており、初めてロンドンを訪れる人にもおすすめのエリアです。