アフガニスタン・バダフシャーン州
州都ファイザーバードを中心とするアフガニスタン北東部の山岳州。ワハーン回廊、古代からのラピスラズリ鉱山、多様な高地のコミュニティで知られる。
概要
バダフシャーンは、アフガニスタン北東部にある州で、州都はファイザーバードである。この州はペルシア語でبدخشانとも表記される。行政上は28県に分かれ、険しい地形、点在する集落、町どうしの長い距離で知られる。
画像ギャラリー
10 画像地理と環境
バダフシャーン州は、大規模な山岳地帯と河川回廊の間に位置する。南西にはヒンドゥークシュ山脈に連なる山地があり、北部はアムダリヤ川の氾濫原に達する。東部では細長いワハーン回廊が中国方面へ延び、高標高の谷や高山性の台地を通る。標高は河谷からアフガニスタンでも特に高い峠まで幅があり、寒冷な冬、短い生育期、地域ごとに異なる高山生態系をもたらしている。
歴史と文化
バダフシャーンは長く、中央アジアと南アジアを結ぶ交易・文化ルートの一部をなしてきた。歴史的にはシルクロードにつながる隊商路と結び付き、現在のタジキスタンおよびパキスタンに当たる隣接地域との国境を越えた関係も何世紀にもわたって続いてきた。州の文化は多様であり、ダリー語/タジク語が広く使われる一方、高地の谷では複数のパミール諸語や少数言語も用いられている。
経済と生計
住民の大半は農業、牧畜、小規模な交易に依存している。バダフシャーンは、数千年にわたり宝石を供給してきた古代のラピスラズリ鉱床、とりわけサル・エ・サング地域でも名高い。道路へのアクセスが限られ、季節的な条件も厳しいため、市場との結び付きや開発は制約を受ける。その結果、多くのコミュニティは経済的に周縁化されたままで、地域資源と送金収入に頼っている。
行政と主な事項
ファイザーバードは州の行政・商業の中心地として機能し、政府機関と主要市場が置かれている。戦略的な地形、遠隔地の国境回廊、鉱物資源が組み合わさることで、この州は地政学的・歴史的に継続した重要性を持つ。訪問者や研究者は、印象的な山岳景観、谷あいの町に見られる伝統建築、アフガニスタンを中央アジアおよび中国へ結ぶ独特の回廊に注目している。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com アフガニスタン・バダフシャーン州 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/8205
出典
- afghan-bios.info : "Database"
- afghaneic.org : "Afghanistan Energy Information Center"
- worldcat.org : OCLC 61975619
- rkabuli.20m.com : "1 Badakhshan"