概要: セント・ジョン島はカリブ海にある島で、アメリカ領ヴァージン諸島の一地区である。おおよその座標は北緯18°20′、西経64°44′。面積は約50.8 km²(19.6平方マイル)で、米領バージン諸島の主要3島の中で最も小さい。セント・トーマス島の数マイル東、トルトラ島の南西に位置し、周囲の海域は広義のカリブ海に含まれる。

地理と自然環境

セント・ジョン島の内陸部の多くは起伏があり、熱帯林に覆われている。島の広い範囲はヴァージン諸島国立公園として管理され、海岸、サンゴ礁、歴史的遺構が保護されているため、大規模な開発は抑えられている。海岸線には砂浜の入り江、岩の突端、シュノーケリングに適した場所が点在する。

歴史と文化

ヨーロッパとの接触以前から先住民が島に居住していた。植民地時代にはデンマーク領西インド諸島の一部となり、奴隷として働かされた人々によるプランテーションが発達した。サトウキビ農園跡や風車の遺構が島の各地に残っている。1917年に諸島はアメリカ主権下へ移り、現在はアメリカ領ヴァージン諸島の一部をなしている。

行政、人口、アクセス

主要な集落でありフェリーターミナルでもあるのはクルーズ湾(Cruz Bay)で、来訪者の玄関口となっている。セント・ジョン島の人口は少なく、主に居住者で構成されるが、季節的な観光客が加わる(以前の集計では約4,000人)。島には主要空港がなく、旅行者の多くはセント・トーマスからフェリーで、またはトルトラ島を含む近隣の島々から海路で到着する。

経済とレクリエーション

経済の中心は観光で、ビーチ、ハイキング・トレイル、シュノーケリング、ダイビングが主な目的である。代表的な場所にはトランク湾、シナモン湾、マホ湾があり、長い公園内の遊歩道や歴史的なプランテーション遺跡も見どころとなっている。クルーズ湾の地元事業者は、他の島から到着する旅行者向けに宿泊施設、レストラン、ツアーサービスを提供している。

注目点と特徴

  • 広範な保護公園区域のため、主要な米領バージン諸島の中で最も開発が進んでいない。
  • 住民はアメリカ合衆国市民であり、通貨は米ドル。米国の中で独特の政治的地位を持つ。
  • 自然資源と文化資源が豊富で、地域の保全と持続可能な観光の焦点となっている。

地図やナビゲーションの参照先としては、島の項目や地域ガイドを参照するとよい。島は、カリブ海の旅行情報や、島々と周辺の群および周囲の海に関する政府資料の中で、独立した対象として扱われることが多い。