フレディ・プリンゼ・ジュニア、レイチェル・リー・クック、ポール・ウォーカー、マシュー・リラード、オーウェン・ウィルソンらが出演しています。ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』とジョージ・キューカー監督の1964年の映画『マイ・フェア・レディ』を現代風にアレンジしたストーリーです。1990年代後半を代表するティーン向け映画で、公開初週に興行収入1位を記録した。2015年4月、本作がワインスタイン・カンパニーによってリメイクされることが発表された。
あらすじ
舞台はアメリカの高校。人気者でスポーツ万能のザックは、クラスの皆から注目される“美人”に見えることが成功につながると信じ、友人たちとの賭けで「誰からも相手にされない地味な少女」を変身させてプロムのクイーンに仕立て上げようとします。ターゲットになったのは、内向的で芸術志向のレイニー。見た目だけで人を判断する風潮や本当の自分を隠すことの虚しさ、そして変化の過程で芽生える本当の感情が描かれます。典型的な“メイクオーバー(変身)”の構図を通して、アイデンティティや友情、恋愛についてのテーマがコメディタッチで展開されます。
キャストとスタッフ
- 主な出演者:フレディ・プリンゼ・ジュニア、レイチェル・リー・クック、ポール・ウォーカー、マシュー・リラード、オーウェン・ウィルソン(ほか)
- 監督:ロバート・イスコーブ(Robert Iscove)
- 脚本:R. Lee Fleming Jr.(脚色・現代風アレンジ)
制作・撮影について
本作は1990年代後半のティーン文化を反映する小道具や衣裳、音楽を取り入れて制作されました。主要な撮影は学校やショッピングセンター、プロム会場など身近なロケ地で行われ、主人公たちの心情変化を視覚的にわかりやすく見せるためのヘアメイクや衣裳の演出が重視されています。
公開と反響
公開当時は興行的に成功を収め、若年層を中心に高い人気を得ました。批評家の評価は賛否両論で、「ステレオタイプに頼る展開だが娯楽性は高い」といった意見が多く見られます。一方で、プロムや「変身」モチーフは多くの視聴者の共感を呼び、1990年代後半の青春映画を代表する作品の一つとして定着しました。
影響とリメイク
作品は“メイクオーバー”や「見た目と中身のギャップ」をテーマにした数多くのティーン向け映画やドラマに影響を与えました。前述の通り2015年には本作のリメイク企画がワインスタイン・カンパニーにより発表され、その後ジェンダーを逆転させたリメイク作品が制作されるなど、原作の設定を現代風に再解釈する動きが続いています。
サウンドトラック
サウンドトラックは1990年代後半のポップ/ロックを中心に構成され、映画の軽快なテンポと青春感を後押ししました。作中の音楽は当時のティーン文化を象徴する要素の一つとして、視聴者の記憶に残っています。
現在の評価
公開から年月が経った現在でも、シンプルなラブコメの構造や「プロムでの大どんでん返し」といった見どころは色あせず、ノスタルジーを感じさせる作品として根強い支持を受けています。ティーン映画の歴史やメイクオーバーものを知る上で、代表的な事例の一つといえるでしょう。