アッシャー・レイモンド4世(Usher Raymond IV、1978年10月14日生まれ)は、アメリカのシンガー、ソングライター、ダンサーとして世界的に知られるアーティストです。幼少期から教会で歌い始め、1990年代後半に商業的ブレイクを果たしました。以下では経歴、代表作、受賞歴・記録、影響などを分かりやすく整理して紹介します。
経歴と主要なリリース
アッシャーは1997年に発表した2ndアルバム『マイ・ウェイ』で一躍注目を集めました。このアルバムからのシングル「Nice & Slow」は米ビルボード・ホット100チャートで1位を獲得し、彼をメジャー・アーティストへと押し上げました。『マイ・ウェイ』は米国での累計セールスが高く、RIAAから6倍のプラチナ認定を受けました。
その後リリースした『8701』(2001年)は、大ヒットシングル"U Remind Me"や"U Got It Bad"を生み、2002年7月にRIAAから4倍のプラチナ認定を受けています。
さらにアッシャーは2004年に『告白』(原題:Confessions)を発表。全米で1,000万枚以上を売り上げ、2008年にはRIAAによるダイヤモンド認定を受けました。発売初週は約110万枚を売り上げ、当時のR&Bシンガーとして史上最高の初週売上を記録しました。このアルバムからは、"Yeah!バーン"、「コンフェッションズ・パートII」、「マイ・ブー」などのヒット曲が生まれ、ビルボード・チャートを席巻しました。
2008年の『Here I Stand』は世界で500万枚以上を売り、リード・シングルの"Love in This Club"はHot 100で1位を獲得しました。続く2010年の6枚目のアルバム『Raymond v. Raymond』は、ビルボード200で1位を獲得し、アッシャーにとって3作目のトップ・アルバムとなりました。同年リリースされたエクステンデッド・プレイ/デラックス盤のVersus』も好評を博し、シングル「DJ Got Us Fallin' in Love」はHot 100で4位を記録しました。
代表的なシングルと業績
- 「Nice & Slow」はHot 100で1位。
- "U Remind Me"、"U Got It Bad"(『8701』)など多数のヒット曲。
- 『告白』からのヒット曲で世界的な認知度を確立。
- "OMG"(『Raymond v. Raymond』収録)はHot 100で1位を獲得し、アッシャーにとって9曲目の全米ナンバーワン・シングルとなりました。
- "Love in This Club"や"DJ Got Us Fallin' in Love"など、ポップ寄りのダンス曲でも成功。
受賞歴・記録
アッシャーは多数の賞を受賞しており、グラミー賞も複数回受賞しています。グラミー賞は8つ受賞しているとされ、その他にも数多くの音楽賞を獲得しました。ビルボードは2009年にアッシャーを2000年代のホット100アーティストの上位に位置づけ、彼の2004年のアルバム『Confessions』は2000年代のソロアルバムのトップにランクインしました。また、過去25年間のR&B/ヒップホップ・アーティストのランキングでも高位にランクされています。
セールスと影響
RIAAなどの記録によれば、アッシャーはアメリカ音楽史上でも有数の売上を誇るアーティストです。アメリカ国内で約2,300万枚、世界では約6,500万枚以上のアルバムを販売しており、これにより史上最も売れたアーティストの一人に数えられています。彼のダンスやボーカルスタイルは後進のR&Bアーティストやポップ・シーンに大きな影響を与え、ライブ・パフォーマンスや音楽ビデオでも高い評価を受けています。
その他の活動・人物像
音楽活動に加え、アッシャーは俳優やプロデューサー、事業家としても活動しています。若手アーティストの育成や共同制作、チャリティ活動にも関わっており、エンターテインメント業界全体に対する影響力は大きいです。私生活では公の場での恋愛や結婚・離婚なども注目されることが多く、メディアで取り上げられる機会が絶えません。
主なディスコグラフィー(抜粋)
- My Way(『マイ・ウェイ』、1997)
- 8701(『8701』、2001)
- Confessions(『告白』、2004)
- Here I Stand(『Here I Stand』、2008)
- Raymond v. Raymond(『Raymond v. Raymond』、2010)
- Versus(Versus』、2010)
まとめ
アッシャーは、卓越した歌唱力とダンス、ヒット曲を持つ実力派のR&Bアーティストです。数々のヒット曲と高いアルバム売上、受賞歴を通じて2000年代以降のポップ/R&Bシーンを牽引してきました。現在も音楽・エンターテインメント分野で影響力のある存在として活動を続けています。