コーンウォールのセント・ジャスト(St Just in Penwith)—最西端の町と歴史概要

コーンウォール最西端・セント・ジャストの歴史と観光ガイド。15世紀教会、海岸風景、鉱山遺産や見どころを写真と地図で紹介。

著者: Leandro Alegsa

セント・ジャスト・イン・ペンウィズ (St Just in Penwith) は、イギリス・コーンウォールの最西部に位置する町であり教区です。町は本土イングランドの中でも最も西寄りにあり、ペンザンスの西約8マイル(約12.7km)、A3071号線沿いに位置しています。北東はMorvah、東はSancreedとMadron、南はSt BuryanとSennenに接し、西は大西洋に面しています。教区全体の人口は約4,690人で、中心部には15世紀に建てられた由緒ある教会が残っています。

地理と自然

セント・ジャストはペンウィズ半島の西端近くにあり、荒々しい海岸線と花崗岩の景観が特徴です。海岸沿いには遊歩道が整備され、英国を代表する長距離歩道の一つであるサウス・ウェスト・コースト・パスの一部が通っています。気候は海洋性で冬は比較的温暖、強い風や霧が発生することがありますが、沿岸の景観は四季を通じて魅力的です。

歴史と鉱業遺産

この地域は古代から人が住み、青銅器時代・鉄器時代から錫(すず)や銅など鉱山資源の採掘が行われてきました。産業革命期には鉱業が隆盛を極め、19世紀から20世紀初頭にかけて多くのエンジンハウス(蒸気ポンプ塔)や鉱山施設が建設されました。採掘の衰退後も鉱山の遺構が景観に残り、地域の歴史を物語っています。

こうした鉱業遺産は価値が高く、セント・ジャスト周辺は「コーンウォール・西デボンの鉱山景観(Cornwall and West Devon Mining Landscape)」として2006年にユネスコの世界遺産に登録された地域の一部を構成しています。現在は鉱山跡が産業遺産として保存・公開され、歴史博物館や見学施設として訪れることができます。

見どころ・観光

  • 教会:町の中心にある15世紀の教会は歴史的建築物で、内部の彫刻や墓碑が注目されます。
  • 鉱山遺構:周辺にはかつてのエンジンハウスや選鉱場跡が点在し、写真撮影や散策に人気です。近隣の鉱業博物館(Geevor Tin Mineなどの保存施設)で採掘の歴史を学べます。
  • 海岸と岬:荒磯の風景、絶景ポイント、そしてサウス・ウェスト・コースト・パス沿いの散歩道が楽しめます。近隣にはケープ・コーンウォールやランドズ・エンド方面へのアクセスも良好です。
  • 先史時代の遺跡:周辺には新石器時代や青銅器時代の環状列石や墳墓などが点在し、古代からの人々の暮らしを偲ぶことができます。

文化・行事・交通

セント・ジャストは小さな町ながら地域文化が色濃く残り、地元の祭りやアートイベント(例:地元で行われるコミュニティ・フェスティバルやラフロウダ等の催し)も開催されます。町には小規模な商店、パブ、カフェがあり、観光シーズンには散策やハイキングを目的とした訪問者で賑わいます。

交通は道路が中心で、近隣のペンザンスや他のコーンウォール主要地から車やバスでアクセスします。徒歩での海岸散策や周辺の小道めぐりが観光の主な楽しみ方です。

補足:ここでの人口や施設の状況は変動するため、訪問前には最新の観光案内や現地情報を確認することをおすすめします。

マーケット・スクエア、セント・ジャストZoom
マーケット・スクエア、セント・ジャスト

鉱業

セント・ジャストはコーンウォールの中でも最も古い鉱区の一つで、産業革命以前の古い遺跡と近代的な鉱業活動が付近の景観に大きな影響を与えてきました。この地域は、19世紀には銅と錫の採掘でコーンウォール州で最も重要な鉱区の一つであった。2006年7月、セント・ジャスト鉱山地区とその他のコーンウォールの歴史的鉱山地域が、世界遺産「コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観」に登録されたことが発表されました。



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