プロレスのバトルロイヤルとは|ルール・歴史・代表例(ロイヤルランブル)
プロレスのバトルロイヤルをわかりやすく解説。ルール・脱落方法・歴史から代表例ロイヤルランブルの見どころや戦術まで初心者向けに紹介。
プロレスでは、バトルロイヤル(battle royal、複数形はbattle royalまたはbattle royals)は、多数のレスラーが同時に対戦し、最後の一人になるまでレスラーが排除されていく試合形式である。その最後の一人が勝者となる。参加人数や細かいルールは大会や団体によって異なり、20人や30人といった人数で行われることが多い。脱落の判定は一般的にリングから押し出され、トップロープを越えたうえで両足がリング外の床についた時点だが、大会によってはピンフォールやタップアウト(ギブアップ)での失格を採用する場合もある。
基本的なルール
- 参加人数:大会によってまちまち。少人数の10人程から、30人を超える大規模なものまである。
- 脱落方法:最も一般的なのは「オーバー・ザ・トップロープ(トップロープ越しの排除)」で、両足がリング外の床に着けば脱落とされる。
- 同時進行:全員が同じリングで同時に闘うため、混戦になりやすく、短時間で多数の脱落が起こることがある。
- バリエーション:ピンフォールやサブミッションでの脱落を採用するもの、入場が順次行われるもの(後述)、チーム戦形式のものなど、多様なルールが存在する。
代表的なバリエーション
- オーバー・ザ・トップロープ型:最も一般的。トップロープ越しに落ちたら失格。
- ロイヤルランブル式(順次入場):一定間隔でレスラーが順番にリングに入場していく方式。代表例として、ワールドプロレスリングエンターテインメントが毎年1月に行うロイヤルランブルマッチがある。通常は30人で行われ、数十秒から数分おきに新たな挑戦者が入場する。勝者には世界タイトルへの挑戦権が与えられることが多い。
- チームバトルロイヤル:タッグチームやユニット単位で参加し、チーム全員が脱落した時点でそのチームが敗退となる。
- 逆バトルロイヤル(Reverse Battle Royal):TNAなどで採用されたことがあり、最初はリング外に選手がいて一定人数がリング内へ入るという変則ルール。
- ピンフォール/サブミッション型:脱落をピンやタップで行う方式。プロレスのストーリーや番組構成上で用いられることがある。
歴史と発展
バトルロイヤルはボクシングや剣闘の「一度に多数が争う」形式に着想を得た試合形式がプロレスに取り入れられたもので、各地の興行で独自のルールが生まれてきた。アメリカの団体が主導して大規模に広めたことで、特にテレビ興行や年始のビッグマッチで定番となり、ロイヤルランブルのように「勝者に大きな権利(タイトル挑戦権など)が与えられる」仕組みが人気を博した。日本のプロレスでも、団体ごとに独自のバリエーションを行うことが多く、観客を沸かせる定番カードとして定着している。
戦略と見どころ
- 同盟と裏切り:多数が同時に闘うため、一時的に同盟を組んで強敵を排除する戦術がよく見られるが、最後は個人戦になるため裏切りも頻出する。
- 入場順の重要性(ロイヤルランブル式):早い順で入場すると長時間生き残る必要があり、体力配分が鍵。逆に遅めの入場は短時間で有利になりやすい。
- 見せ場づくり:大技や象徴的な選手の排除、驚きの復帰などが演出され、観客を盛り上げる要素が豊富。
主な大会と記録・雑学
- ワールドプロレスリングエンターテインメントが主催するロイヤルランブルは最も知名度が高く、勝者にWrestleMania(レッスルマニア)でのタイトル挑戦権が与えられるのが通例。
- 歴代の最長生存記録や最多勝利者、最年少・最年長勝者など、データや記録が語られることが多い。団体によっては「最後の2人がタイトル戦に突入する」など、独自ルールを付加していることもある。
- 日本では各団体が年次興行でバトルロイヤルを採用することがあり、ファン参加型の特別ルールや外国人レスラーを大量に投入するなどして多様な見せ方が行われている。
バトルロイヤルは「誰が勝つかわからない」不確定要素の強さと、群雄割拠のドラマ性が魅力の試合形式だ。ルールや勝者への報酬は大会ごとに変わるため、観戦時はその大会の細かい規定をチェックするとより楽しめる。

レッスルマニアXXVで行われた25ディーバのバトルロイヤル。

レッスルマニアXXVで行われた25ディーバのバトルロイヤル。
チームベース
チーム制のバトルロイヤルは、2チーム以上のレスラーで構成され、各チームのレスラーの人数は通常同数です。このような試合には様々な種類があります。
- そのチームのレスラーが1人だけ脱落した時点で脱落です。
- 試合は、勝ち残った1組の選手が脱落していない状態で終了します。
チームベース
チーム制のバトルロイヤルは、2チーム以上のレスラーで構成され、各チームのレスラーの人数は通常同数です。このような試合には様々な種類があります。
- そのチームのレスラーが1人だけ脱落した時点で脱落です。
- 試合は、勝ち残った1組の選手が脱落していない状態で終了します。
質問と回答
Q: プロレスにおけるバトルロイヤルとは何ですか?
A:バトルロイヤルとは、多数のレスラーが同時に対戦し、1人だけになるまで脱落していく試合形式のことです。
Q: バトルロイヤルは通常何人のレスラーが参加するのですか?
A:通常、バトルロイヤルは20人のレスラーがリングに上がって始まります。
Q:バトルロイヤルはどのように脱落していくのですか?
A: レスラーは、リングの外、トップロープの上、両足がリング外の床につくことで脱落します。
Q: バトルロイヤルで最後まで残ったレスラーはどうなるのですか?
A: 最後の一人になったレスラーが勝者となります。
Q:プロレスにおけるバトルロイヤルの一般的な例を教えてください。
A: ワールド・レスリング・エンターテイメントが毎年1月に行うロイヤルランブルマッチが代表的な例です。
Q: バトルロイヤルは常に1人のレスラーが勝つのですか?
A:はい、バトルロイヤルは最後の1人になったレスラーだけが勝つものです。
Q:バトルロイヤルの制限時間は決まっていますか?
A:バトルロイヤルは1人になった時点で終了するため、特に制限時間はありません。
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