バトルフィールド1は、EA DICEが制作し、EAが発売したファーストパーソンシューターのビデオゲームです。シリーズとしては14作目にあたり、第一次世界大戦を舞台にした異色作として2016年10月21日に登場しました。発売時の対応機種は、Microsoft Windows、PlayStation 4、Xbox Oneです。

概要と特徴

本作は「チームワークを重視した一人称視点のシューティングゲーム」を根幹に据えつつ、従来の近未来や現代戦ではなく、第一次世界大戦という歴史的背景をゲームプレイに反映させた点が最大の特徴です。武器や装備、戦場の雰囲気、乗り物などが当時の技術や戦術を意識して再現されており、凝った演出と高い没入感を実現しています。

キャンペーン(“War Stories”)

シングルプレイヤーのキャンペーンは従来の連続した物語ではなく、複数の短編的なエピソード(War Stories)で構成されています。ゲームデザイナーのダニエル・バーリンによれば、キャンペーンは従来より大きく、よりオープンな環境でプレイできるよう設計され、レベルごとにプレイヤーの選択肢も増えています。プレイヤーはキャンペーン中に複数の人物を操作し、あるキャラクターが戦死すると別のキャラクターへ切り替わることで、第一次世界大戦の多面的な側面を体験します。

マルチプレイヤーとゲームプレイ

マルチプレイヤーは最大64人での大規模戦闘に対応し、スクワッドシステムにより小規模チーム単位での連携が奨励されます。発売時点では9つのマップと6つのゲームモードで提供され、マップは実際の第一次世界大戦の戦場や地理をモチーフにしています。

ゲームプレイ面では以下の要素が特徴的です:

  • クラス制:アサルト、メディック、サポート、スカウトといった伝統的な兵科の役割分担。
  • 武器と装備:ボルトアクション、低レートの自動火器、軽機関銃、ショットガン、サブマシンガンなど、時代に即した多様な武器が登場します。近接武器や突撃兵器の挙動も調整されています。
  • 乗り物:戦車や装甲車、複葉機や攻撃機、さらには馬による騎兵といった第一次世界大戦期の乗り物が戦術の幅を広げます。
  • 新モードと戦術:マップの連続した攻防を描くOperationsや大規模制圧戦など、戦場のダイナミクスを意識したモードが導入されました。

開発とバランス調整

DICEは近接戦闘の仕組みを見直し、新しい武器を追加することで時代感を出す一方、バランス調整やマップ設計にも注力しました。ローンチ後もパッチやアップデートで武器・乗り物の調整や新規コンテンツの追加が行われ、コミュニティのフィードバックを受けながら進化していきました。

追加コンテンツとサポート

発売後は大型の拡張パックや無料コンテンツが順次配信され、マップや武器、新ルールなどが追加されました。主要な拡張には、地域や史実に基づいた新マップや兵科、イベントを含む内容が含まれ、長期的なプレイを支えました。

評価と影響

リリース当初は、第一次世界大戦を題材にした挑戦的な選択や、視覚・音響面での高いクオリティが多くの批評家から評価されました。一方で、歴史的事実との表現の在り方やマルチプレイヤーのバランスについて議論が起きることもありました。総じて商業的にも成功を収め、シリーズの中でも特徴的な一作として知られています。

まとめ

バトルフィールド1は、第一次世界大戦という題材を現代のオンラインFPSの枠組みに落とし込み、ビジュアルやサウンド、戦場のスケール感で高い没入感を提供する作品です。ソロ向けの物語体験と大規模マルチプレイヤーの両面でプレイヤーに多様な楽しみ方を提案し、発売後も継続的なアップデートでコンテンツが拡充されました。