マジック・ラウンドアバウト(2005年アニメ映画)—ドゥーガル/ポルックス|英仏合作の概要
2005年公開の英仏合作アニメ映画『マジック・ラウンドアバウト』—ドゥーガル(ポルックス)が邪悪なZeeBadから友と世界を救う冒険を描く魅惑のファンタジー。
The Magic Roundabout(フランスではPollux, le manège enchanté、北米では短縮形でDoogalとして公開)は、同名のテレビシリーズを基にした英仏のアニメ映画である。映画はイギリスとフランスで2005年に公開され、北米では翌年に短縮タイトルで公開されたバージョンもある。本作は、ドゥーガル(北米ではDoogal)という犬が、ZeeBadという邪悪な存在によって世界が凍結されかけた危機を救うため、親友フローレンスをはじめ仲間たちと冒険を繰り広げるという物語である。
概要
本作は、1960年代に放送された児童向けテレビシリーズ「The Magic Roundabout(英語版)」/「アンバランスな回転木馬(原題:Le Manège Enchanté)」を原作とする長編アニメーション映画の映画化作品である。原作はフランスのクリエイターによって生まれ、イギリスでも独自に親しまれてきたため、今回の映画も英仏の共同制作として制作された。映像表現は原作の雰囲気を受け継ぎつつ、現代的なコンピュータグラフィックス(CG)やデザインで再構築されている。
あらすじ(簡潔)
- 主人公:ドゥーガル(英語名)/Pollux(フランス語名)という犬。フローレンスや仲間たちと穏やかな日常を過ごしている。
- 敵役:ZeeBadと呼ばれる邪悪な存在が登場し、世界を凍らせる計画を進める。
- 展開:ドゥーガルと仲間たちは、友情や機転を頼りに冒険に出て、仲間を救い世界を守ろうとする。
制作と版の違い
英語版と北米版(Doogal)では、脚本の表現や声優キャスト、一部のユーモアや音楽が異なることで知られる。北米向けのローカライズでは、セリフやギャグが再構成されることがあり、英仏でのオリジナルのニュアンスが変わる場合がある。こうした違いは国ごとの観客層に合わせた調整の一環であるが、批評家・観客の間で賛否を呼んだ。
評価と反響
公開後、本作は原作ファンから新鮮だと評価される点もあれば、原作の雰囲気やユーモアが失われたと感じる向きもあって評価は分かれた。特に北米でのローカライズ版については、脚本や音声演出の違いが批判されることがあった。一方で、家族向けの冒険作として子どもたちには楽しめる内容であり、視覚的な魅力やキャラクターの個性は肯定的に受け止められている。
補足
- 原作の世界観に興味がある場合は、テレビシリーズの歴史や各国版の違いを合わせて見ると理解が深まる。
- 本作は英仏の合作という背景から、多言語・多文化でのローカライズ事情を知るうえでも参考になる作品である。
ストーリー
ボサボサでお菓子が大好きな子犬のドゥーガルは、仲間たちと一緒に、敵である氷の魔術師ジーバッドを止めるために危険な旅に出ます。世界を危機に陥れたZeeBadは、世界を氷に変えようとします。ドゥーガルとその仲間たちは、彼を止めるために必要な3つのダイヤモンドを取り戻さなければなりません。
サウンドトラック
- ディズニー映画『ハービー・フルロード』、『ハッピー・ギルモア』に続き、3度目の映画サントラ使用となるパイロットの "Magic "が使用されています。
- エレクトリック・ライト・オーケストラのアルバム『Out Of The Blue』に収録されている「Mr.Blue Sky」は、映画のエンディングでキーとなる70年代の名曲です。アメリカのサウンドトラックには収録されていないので、購入者は注意が必要です。
- 1969年のナンバーワン・シングル、アーチーズの "Sugar, Sugar" は、エンディング・クレジットとアルバム中にのみ使用されています。
- メインタイトル - マーク・トーマス
- ザ・マジック・ラウンドアバウト - カイリー・ミノーグ - VOCAL
- ドゥーガルに会う - ジェームス・ベナブル
- マジック - パイロット - VOCAL
- ユー・リアリー・ガット・ミー - ビル・ネイビー&キャサリン・ボット - VOCAL
- ドゥーガル・ザ・メカニック」 ジェームズ・ベナブル
- ゼーバド・エスケープ」マーク・トーマス
- サム・マーチス - ジョン・M・デイビス
- ザ・マジック・ラウンドアバウト - アンドレア・レマンダ&ゴルデスト - VOCAL
- ジーバッドの紹介 - ジェームス・ベナブル
- キャンプの準備 - マーク・トーマス
- スピニング - Andrea Remanda and Goldust - VOCAL
- Duel Of The Springs 2 - マーク・トーマス
- シンプリー・ワンダフル - Andrea Remanda and Goldust - VOCAL
- What-a-Snails Waltz - マーク・トーマス
- Zeebadの脅威 - James Venable
- トレインズ・バック - マーク・トーマス
- ロスト・イン・ザ・コールド - マーク・トーマス
- シー・ザ・シティ - マーク・トーマス
- 凍てつく街」マーク・トーマス
- フローズン・フローレンス - ジョン・M・デイビス
- ジーバッドの終焉」マーク・トーマス
- フローレンスは目覚める」マーク・トーマス
- シュガー、シュガー - ザ・アーキーズ - VOCAL
- I Love To Boogie - T. Rex - VOCAL
- Lean Mean Machine - Andrea Remanda and Goldust - VOCAL
- Believe Yourself - Andrea Remanda and Goldust - VOCAL (イギリス版でディランが骸骨の衛兵と戦うシーンで使用された)
- バスト・ディス・ジョイント - Andrea Remanda and Goldust - VOCAL
百科事典を検索する