スリーピークスチャレンジとは、イギリスの3つの山(ピークは山の頂上)を24時間以内に登るというチャレンジ(大変な作業、仕事)のことです。3つの山とは、グレートブリテン島にある3つの国のそれぞれの最高峰のことです。
- スコットランドの最高峰、ベン・ネヴィス(1344m)
- スノードンはウェールズで最も高い山(1085m)
- イギリス最高峰のScafell Pike(標高978m)。
毎年、多くの人がチャリティのためにチャレンジしています。彼らは、友人や家族にスポンサーになってもらう(お金を出す)ことでこれを行います。多くの人は、チャリティーのためにチャレンジをするわけではありません。単に山歩きが好きで、何か難しいことをやってみたいという理由でチャレンジする人もいます。このような人たちは、たいてい小グループで参加します。何人かが歩き、他の人が車の運転や料理をしてくれます。中には非常に早くチャレンジを終えた人もいます。記録は15時間です。
ルート、距離、所要時間の目安
24時間というのは「山頂に立ってから次の山頂へ移る」ことを含めた合計時間であり、登山+移動(車でのドライブ)をすべて合わせた時間です。一般的な順路はベン・ネヴィス(スコットランド)→Scafell Pike(イングランド)→スノードン(ウェールズ)ですが、出発地や当日の交通状況で順序は変わります。徒歩の合計距離はおおよそ30〜40km、累積標高差は合計で数千メートルに達します(各山の登り下りを合算した値)。車の移動距離はルートによりますが、往復で数百マイル(数百〜数千キロ)になることが多く、移動だけで何時間も要します。
難易度と安全上の注意
- 体力・持久力:夜間や疲労の中での登山が含まれるため、良好な有酸素能力と脚力が必要です。事前に長距離のハイキングや坂道トレーニングを行ってください。
- 天候の変化:イギリスの山岳地帯は天候が急変しやすく、夏でも冷えや強風、濃霧が発生します。悪天候では視界不良や滑落の危険があります。
- 夜間行動:移動時間短縮のために夜間に歩くことが多く、ヘッドライト・予備電池、ナビゲーション(地図・コンパス・GPS)が必須です。
- 冬季の危険:冬季(雪・氷が残る時期)はアイゼン、ピッケル、冬山経験が必要。初心者が無理に24時間チャレンジを行うのは危険です。
- 交通と休息:運転手の疲労は重大な事故を招くため、複数名で交代する、あるいは専用のサポートドライバーを用意してください。
準備と装備(推奨チェックリスト)
- 防水・防風ジャケットと保温層(重ね着できる服装)
- 頑丈なトレッキングブーツ(滑りにくい靴底)
- ヘッドライト+予備バッテリー、携帯電話+モバイルバッテリー
- 地図(紙)&コンパス、可能ならGPS端末
- 応急手当セット、常備薬、テーピング材
- 高カロリーの行動食(ジェル、ナッツ、エナジーバー等)と十分な飲料
- 長時間の移動に備えた寝袋または防寒具(車内での仮眠用)
- ゴミ袋(持ち帰り)、日焼け止め、帽子、手袋
計画の立て方と当日のコツ
- 事前に試走や部分的なロングハイクで体力確認を行う。
- 移動時間と渋滞リスクを考慮し、余裕のあるスケジュールを作る。
- サポート車を用意できると食事・着替え・休憩がとれて成功率が上がる。
- チーム内でペース配分を決め、無理な競争は避ける。
- 下山後も油断せず、疲労回復のための水分・栄養補給をこまめに。
- 天候が悪化した場合は潔く中止・撤退する判断を最優先に。
チャリティー、イベント、参加方法
多くの団体や旅行会社がチャリティーイベントとしてスリーピークスチャレンジのツアーを催しています。初めて参加する場合は、ガイド付きイベントや経験者と一緒に参加するのが安全です。個人や小グループで挑戦する人も多く、その場合は事前の入念な計画とリスク管理が必要です。
記録と一般的な所要時間
最速記録や「公式」記録には議論があり、条件によって異なります。一般的なチャレンジ参加者の完走タイムは20〜24時間台が多く、健脚のチームでも15時間台の報告例がある、という情報がしばしば紹介されます。重要なのは安全を優先して無理をしないことです。
環境への配慮
イギリスの山々は人気が高く、踏み跡や植生への影響が懸念されています。登山道から外れない、ゴミは必ず持ち帰る、犬の糞も処理するなど、マナーと保全を守って行動してください。
まとめ(チェックポイント)
- 24時間で3つの最高峰を回るためには、歩行力・耐久力と入念な計画が不可欠。
- 夜間や荒天での行動が多く、適切な装備とナビゲーション能力が必要。
- チャリティー等のイベント参加であればサポートや安全対策が整っている場合が多い。
- 安全を最優先に、必要なら挑戦の日程を変更する勇気を持とう。

