UEFAヨーロッパリーグは、UEFA(欧州サッカー連盟)が主催する欧州クラブ大会のひとつで、UEFAチャンピオンズリーグに次ぐ位置づけの大会です。かつての「UEFAカップ」を前身とし、2009年に「UEFAヨーロッパリーグ」として名称と大会フォーマットが刷新されました。国内リーグやカップ戦での成績に応じて出場するクラブと、UEFAチャンピオンズリーグから敗退して降格してくるチームが混在する点が特徴です。

歴史の概略

  • 1955年:欧州クラブ大会の起源となる「インターシティーズ・フェアーズ・カップ」が始まる(これは当初UEFA主催ではありません)。
  • 1971–72シーズン:UEFAが後継大会として「UEFAカップ」を設立。以後、欧州の主要クラブが多く参加する大会として定着しました。
  • 2009–10シーズン:大会名を「UEFAヨーロッパリーグ」に改め、グループステージやノックアウト方式などのフォーマットやブランディングを大幅に刷新しました。
  • 2021年以降:欧州3大会化(チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ)に伴い、参加枠や組み合わせ方式が見直され、現在の大会体系へと整備されました。

大会形式(大まかな流れ)

大会形式は年によって調整されますが、基本的な流れは以下の通りです。

  • 予選ラウンド:下位の協会からの代表チームや国内大会の順位によって複数の予選ラウンドを勝ち上がって本戦を目指します。
  • プレーオフ/最終予選:予選を勝ち抜いたチームとシードされたチームが対戦し、グループステージ進出枠を争います。
  • グループステージ:本戦のグループリーグ(近年は32チームが8グループに分かれる形式が採用されることが一般的です)。ここでの成績によりノックアウトラウンド進出が決まります。
  • ノックアウトラウンド:グループ上位と、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージで3位になったチームが加わり、トーナメント方式(ホーム&アウェイまたは一発勝負)で準々決勝、準決勝、決勝へ進みます。決勝は中立地での一戦です。

出場条件(誰が出られるか)

出場枠は各国協会(リーグ)のUEFA係数に基づいて決まり、国ごとに割り当て数が異なります。代表的なポイントは以下の通りです。

  • 国内リーグ成績:各国のリーグ順位により、ヨーロッパリーグへの出場権が与えられます。上位国では欧州大会の枠が多く、下位国では1枠のみなど差があります。例えばイングランド(プレミアリーグ)では通常、上位数チームがチャンピオンズリーグの枠を占め、さらにリーグ順位や国内カップ(FAカップなど)優勝者がヨーロッパリーグ出場枠を得るのが一般的です(詳細は年度ごとの配分に依存します)。
  • 国内カップ優勝:各国の主要カップ戦優勝者に出場権が与えられることが多いです。
  • UEFAチャンピオンズリーグからの降格:UEFAチャンピオンズリーグのグループステージで3位となったチームは、ヨーロッパリーグのノックアウトラウンド(「ノックアウトラウンドプレーオフ」など)に回る仕組みになっています。また、チャンピオンズリーグの予選やプレーオフで敗れたチームも、段階に応じてヨーロッパリーグの予選やプレーオフに回ることが多いです。

賞と大会の意義

  • 優勝特典:UEFAヨーロッパリーグ優勝チームには、翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの出場権(通常はグループステージ出場)が与えられることが多く、これは大会の大きな魅力の一つです。
  • UEFAスーパーカップ:優勝チームは、同年のUEFAチャンピオンズリーグ優勝チームとUEFAスーパーカップで対戦します。
  • 欧州クラブ係数:勝ち進むことで所属協会やクラブのUEFA係数が上がり、将来のシード配分や出場枠に影響します。

注意点

大会方式や出場枠はUEFAの規定や各国協会の状況、欧州大会の再編により年ごとに変更されることがあります。最新のフォーマットや出場枠、試合日程については、該当シーズンのUEFA公式発表や各国内協会の案内を確認することをおすすめします。