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ウェブブラウザの利用シェア:測定方法、動向、開発・セキュリティへの影響

特定のウェブブラウザを利用するウェブサイト訪問者の割合、その測定方法、主な動向、変動要因、開発者とセキュリティへの影響を解説する。

概要

ウェブブラウザの利用シェア(文脈によっては市場シェア、ブラウザシェアともいう)とは、あるウェブサイト群への訪問者のうち、特定のウェブブラウザを使用している者が占める割合である。実務上は、特定の計測パネルで記録された訪問100件当たり、どれだけが特定のブラウザからの訪問だったかを示す。報告によっては、Chromeと関連するChromiumビルドを含めて同一ブラウザの全バージョンをまとめて数える一方、バージョンやプラットフォームごとに区別するものもある。

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測定方法

利用シェアの測定は、異なる結果を生み得るデータ収集方法に基づく。一般的な手法には、ウェブ分析サービスが収集するページビューまたはユニーク訪問者の分析、インストール済みソフトウェアから得られるブラウザテレメトリー、サイトパネルからの標本抽出がある。各手法にはトレードオフがある。ページビュー数は利用頻度の高いユーザーの比重を大きくし、ユーザー数に基づく集計は個人間の重みを均等化しようとする。また、テレメトリーは報告への参加を選んだ利用者に偏る可能性がある。

  • 典型的なデータソース:分析ログ、テレメトリー、業界調査、標本サイト
  • 集計対象:ブラウザを判定するためのユーザーエージェント文字列、またはその他の識別子。
  • 報告上の選択:デスクトップかモバイルか、世界全体か地域別か、関連するエンジンをまとめるかどうか。

歴史的動向と要因

過去20年間で、優勢なブラウザブランドは何度か入れ替わった。10年以上前にはInternet Explorerが非常に大きなシェアを占めていたが、後にMozilla Firefox、続いてGoogle Chromeとの競争により勢力図が変化した。Chromeは利用シェアで最大の単一ブラウザとなることが多く、たとえば一部の報告では、特定の時期に訪問の約3分の2を占めたとされた。例として、2022年5月ごろには約64%とする報告がある。モバイルプラットフォームに統合されたブラウザや、WebKit/Blinkエンジンのフォークが互換性と開発に影響を及ぼしたため、モバイル閲覧もシェアを大きく変化させた。

利用シェアに影響する要因

利用シェアは、地域、デバイス種別(デスクトップ、タブレット、携帯電話)、人口統計学的属性、標本とするウェブサイトの選定など、多くの要因によって異なる。企業環境では互換性のために旧式のブラウザが維持される場合がある一方、消費者向けの利用者層では新しいブラウザがより速く採用されることが多い。セキュリティに関する評判、普及している端末における既定ブラウザの設定、メーカーによるプリインストール、性能についての認識も、長期的な動向に影響する。

重要性と影響

ブラウザ利用シェアを理解することは、ウェブ開発者、セキュリティチーム、プロダクトマネージャーにとって重要である。開発者はシェアのデータを用いてテストの優先順位を決め、どの機能にポリフィルまたはフォールバックが必要かを判断する。セキュリティ担当者は、サポートが終了したブラウザやレガシーブラウザがリスクとなり得るため、シェアの変化を注視する。たとえば、旧バージョンのInternet Explorerは、セキュリティおよび互換性への懸念から組織が移行を進めたこともあり、シェアを低下させた。政策立案者や企業は、サポートのライフサイクルや互換性戦略を計画する際にシェアの推計値を利用することがある。

区別と注目すべき事項

利用シェアは、ブラウザベンダーの時価総額やインストールベースなど、他の指標とは異なる。方法論上の選択により報告間で数値が異なることがあるため、複数の情報源を参照し、報告が世界全体のトラフィックを対象とするのか、デスクトップのみか、モバイルのみか、あるいは特定のサイト群だけを対象とするのかを確認することが望ましい。方法論と公表された数値の幅については、ブラウザ分類などの業界分析・調査ページ、ブラウザ報告のようなトラッカーの要約、ベンダーの注記(サイトパネル)を参照できる。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ウェブブラウザの利用シェア:測定方法、動向、開発・セキュリティへの影響

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/103657

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