ヴォーリャ(Volya)— ブルガリアの親ロシア・ユーロ懐疑ポピュリズム政党
ヴォーリャ(Volya)— 実業家Veselin Mareshki創設のブルガリア政党。親ロシア・ユーロ懐疑・民族主義的ポピュリズムで2017年に国会12議席を獲得。
ヴォーリャ(ブルガリア語:Воля、意味は「意志」)は、ブルガリアの政治団体で、実業家のVeselin Mareshkiによって2007年7月15日に設立された。結党当初は「Dnes(Dnes)」や「自由主義同盟」といった名称で活動していた時期があり、2016年11月28日に現在の名称Volyaを採用した。党組織はリーダーであるMareshkiを中心に構成され、地方支部や支持者ネットワークを通じて選挙活動を行っている。ブルガリアの政党として国政に関与している。
イデオロギーと政策
ヴォーリャは一般に右寄りのポピュリズム的色彩を持つ党と見なされており、以下の特徴が指摘されている:
- 国家主権の強調や民族主義的傾向。
- ユーロセプティック(EUに対する懐疑的立場)— EUの超国家的統合や連邦化に慎重で、EU政策に対して批判的な姿勢をとる。
- ポピュリズム的手法—大衆に訴える簡潔で分かりやすいメッセージ、反エスタブリッシュメントの主張。
- 経済面では減税や中小企業支援など市場指向の政策を掲げることが多い一方、物価や生活費に関する直接的な介入(価格抑制の提案など)を打ち出すこともある。
- 対外関係では、ロシア寄りの姿勢を示すことが多く、ロシアとの関係強化を支持する発言が見られる。
選挙成績
国政選挙での最大の成果は2017年の総選挙で、得票率は約4%(議席獲得の最低ラインをわずかに上回る水準)に達し、国会定数240議席のうち12議席を獲得して国会に進出した。その後の選挙では勢力の維持が難しく、選挙ごとに支持率が変動している。
支持基盤・活動
ヴォーリャの支持基盤は、既存の主要政党に不満を持つ有権者、小規模事業者、あるいは強い指導力と即効性のある政策を求める層に比較的強い。党は地方での草の根活動や、リーダーであるMareshkiの知名度を活かした宣伝を行っている。
論争と批判
ヴォーリャとその指導者は、ポピュリズム的手法や商業的資源を選挙活動に利用している点、また一部の発言や政策が物議を醸すことから批判を受けることがある。反対派は同党を「反エスタブリッシュメント」としての訴えに過度に依存していると指摘する一方、支持者は既存政治への代替として支持を表明している。
現在の位置づけ
ヴォーリャはブルガリア政治における小~中規模のフォースとして、国内の保守・民族主義的潮流やEU懐疑派の一端を担っている。党の将来は、次回選挙での得票動向や党内部の結束、他政党との関係構築によって左右されるだろう。
Veselin Mareshki、Volyaの創設者兼リーダー。
パフォーマンス
議会選挙
| 選挙 | # 獲得議席数 | # 総得票数 | 人気投票率 | シートチェンジ | 変化率 |
| 2009 | 0 / 240 | - | - | - | - |
| 2013 | 0 / 240 | 8,873 | 0.25% |
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| 2014 | 0 / 240 | - | - | - | - |
| 2017 | 12 / 240 | 145,637 | 4.15% |
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