西部地区
西域(せいいき、中国語:西域、ピンイン:Xīyù)とは、中央アジア、特に玉門峠以西の地域を指す。紀元前3世紀から紀元後8世紀にかけて中国語で使用された。
新疆ウイグル自治区やインド亜大陸の北部を指すこともある(小説『西遊記』など)。
シルクロードに位置するため、少なくとも紀元前3世紀頃から西域は重要視されていた。
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西遊1世紀。南西にペルシャのパルティア帝国、中央に中央アジアの諸王国、西に中国の新疆ウイグル自治区がある。
歴史
漢匈奴の戦争(西暦89年まで)はここで戦われた。
7世紀、唐の西域攻略作戦により、中国がこの地を支配することになった。
西遊記は、東アジア、インド亜大陸、イスラム世界との重要な交流の場となった。
特にモンゴル帝国時代には、その傾向が強かった。
唐の僧玄奘三蔵がインド留学の途上でこの地を横断した。長安に戻ると、影響力のある『大唐西域記』が書かれた。