ワーズワース・ハウス――ウィリアム・ワーズワースのジョージアン様式の生家
カンブリア州コッカーマスにある18世紀のジョージアン様式タウンハウス。ウィリアム・ワーズワースの生家で、ナショナル・トラストが所有するグレードI指定建造物。季節営業の博物館として公開され、2009年の洪水を生き延びたことでも知られる。
概要
ワーズワース・ハウスは、コッカーマスのあるカンブリア州に位置する、18世紀のジョージアン様式タウンハウスである。1770年にこの地で生まれた詩人ウィリアム・ワーズワースの生家・少年時代の住まいとして最もよく知られている。建物はナショナル・トラストが所有・運営しており、歴史的住宅博物館として来訪者に公開される。見学に関する詳細は博物館案内を参照。所在地の座標および地図データはこちらで確認できる。
画像ギャラリー
3 画像建築と室内
建物は18世紀半ばの典型的なジョージアン様式タウンハウスであり、この時代に特徴的な左右対称の構成、上げ下げ窓、抑制の利いた古典主義的な比例を示している。室内は18世紀後半の家庭生活の環境を想起させるように調度され、当時の社会生活と家族生活を伝える。ワーズワース・ハウスは、歴史的・建築的価値が特に高いことを認めるグレードI指定建造物である。
来訪者は、次のような時代を再現した空間を見学できる。
- 18世紀の姿に復元された家族の居住空間と応接室、
- 家事の日課や使用人の配置を解説する家事・奉仕のための区域、
- 当時の嗜好を反映し、時代に典型的な植栽を示すよう整えられた庭園。
展示と解説は、建物に残る当初の構造・素材と慎重に選ばれた家具を組み合わせ、住宅がどのように機能していたか、またその環境がワーズワースの幼少期にどのような影響を及ぼしたかを説明している。
歴史、意義と出来事
ワーズワース・ハウスは、ジョージアン期の町並みを伝える建築遺産であるとともに、イギリスを代表するロマン派詩人の一人ゆかりの地として重要である。ここでは18世紀後半の文化史を紹介し、湖水地方に近い市場町でのワーズワースの形成期の体験を理解するための背景を提供している。2009年11月には、この地域を襲った深刻な洪水の被害を受けたが、その際にはボランティアと職員が収蔵品の多くを保護・救出するために活動した(2009年の洪水)。
現在は、文学、社会史、歴史的な家庭生活を扱う教育プログラム、ガイドツアー、季節ごとの展示を実施している。実用的な来訪者情報、季節ごとの開館月、特別行事は管理団体が公表している。最新の案内については、掲載されている博物館案内、ならびにコッカーマスの地域ページやカンブリアの州案内などの地域資料を確認するとよい。
研究者や関心をもつ来訪者にとって、この家は過去と直接つながる存在である。建築、収蔵品、庭園は、地方の町におけるジョージアン期の日常生活と、重要な文学者であるウィリアム・ワーズワースを形づくった幼少期の環境の双方を理解する手がかりとなる。さらに詳しい情報や実用的な地図は、所在地の座標の参照先、および建物のウェブ上の案内からリンクされる機関刊行物で確認できる。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ワーズワース・ハウス――ウィリアム・ワーズワースのジョージアン様式の生家 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/109044
出典
- historicengland.org.uk : "Wordsworth House"
- news.bbc.co.uk : Floods in Cumbria – November 2009