12時間時計とは:午前/午後(AM/PM)の仕組みと24時間制の違い

12時間時計は、1日24時間を2つに分割する方式です。2つの区分は午前(ante meridiem, AM)午後(post meridiem, PM)と呼ばれ、いずれもラテン語に由来します。時計の文字盤には 12、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11 の数字があり、これを繰り返して1日を表します。

AM(午前)とPM(午後)の仕組み

12時間制では、日を2つの12時間に分けます。一般的な区分は次の通りです。

  • 午前(AM):深夜の0:00(午前0時)から正午の11:59(午前11時59分)まで。
  • 正午(noon):12:00 は通常「正午(12:00 / 12 PM)」と表します。
  • 午後(PM):正午の12:00(午後12時)から夜の23:59(午後11時59分)まで。

ただし「12時」の扱いは国や慣習で誤解を生じやすく、英語表記の「12 AM/12 PM」は混乱を招くことがあります。一般的な解釈は次の通りです。

  • 12:00 AM = 00:00(深夜)
  • 12:00 PM = 12:00(正午)

12時間制と24時間時計の換算

24時間表記との対応は次のようになります。日常的に変換が必要な場合、このルールを使うと簡単です。

  • 午前(AM):そのまま 00:00〜11:59(例:1:00 AM = 01:00、11:30 AM = 11:30)。ただし「12:00 AM」は 00:00。
  • 午後(PM):12を足す(例:1:00 PM = 13:00、11:00 PM = 23:00)。ただし「12:00 PM」は 12:00 のまま。

例:

  • 12:00 AM → 00:00(深夜)
  • 1:00 AM → 01:00
  • 12:00 PM → 12:00(正午)
  • 1:00 PM → 13:00

表記上の注意点と混乱を避ける方法

  • 英語圏では「AM/PM」を付けて12時間表示を使うことが多く、表記は "AM", "PM", "A.M.", "P.M." など様々です(大小文字・ピリオドの有無は慣例による)。
  • 公式の時刻表や交通機関、軍事・医療現場では誤解を避けるためにアメリカでは、軍隊はを含め多くの組織が24時間制を採用しています。
  • 日本語では「午前0時」「午後0時」といった表現は避けられ、「午前0時」や「正午」「午後0時」はなるべく使わず「午前0時」「正午」「午後12時」など明確に表現すると混乱が減ります。重要な予定や公式文書では24時間表記(例:14:30)を使うのが安全です。

日常での使い分けと歴史的背景

日常会話では、英語圏や日本など多くの地域で12時間表示が親しみやすく使われますが、正確性が求められる場面では24時間表示が採用されます。12時間制の起源は古代の暦や天文学・日常生活の慣習にあり、AM/PMという用語はラテン語に由来しています。

まとめると、12時間時計は見やすく日常向きですが、正確さや国際的な混乱を避けるためには場面に応じて24時間表示を使うことが推奨されます。

一般的なアナログ12時間時計Zoom
一般的なアナログ12時間時計


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